ジャニーズ事務所の副社長を務めていた滝沢秀明氏の退社が明らかになり、ジャニーズファン内外が大揺れしている。滝沢氏は、ジャニーズJr.の育成・プロデュースをメインとする関連会社・ジャニーズアイランドの代表取締役社長だったが、9月26日付で退任。10月31日をもって、ジャニーズ事務所からも離れたという。
2019年7月にジャニー喜多川氏が亡くなった後、ジャニーズJr.を見守ってきた滝沢氏の退社にJr.ファンも衝撃を受けているが、そんな中、とあるJr.の動向に注目が集まっているようだ。
11月1日、ジャニーズ事務所は滝沢氏の退任を発表。滝沢氏に代わり、ジャニーズアイランドの代表取締役には、元V6・井ノ原快彦が就任した。同日付のスポーツ紙などでも、この人事について報道。加えて、2023年1月1日~26日に東京・帝国劇場で上演される舞台『JOHNNYS' World Next Stage』(通称:ジャニワ)の詳細も伝えていた。
同作にはJr.内ユニット・HiHi Jets、美 少年と少年忍者の一部メンバー、その他Jr.が出演。昨年まで2作連続で演出を担当した滝沢氏の退社に伴い、今回は井ノ原と少年隊・東山紀之、KinKi Kids・堂本光一が引き継ぐとのこと。ジャニーズ事務所の公式コメントでも「井ノ原新社長と共に東山紀之と堂本光一がミュージカルにおける演出をサポートする体制を開始致します。今後、得意分野を持つ所属タレントが井ノ原新社長と共にJr.の育成に関わってまいります」とアナウンスしている。
11月1日付の日刊スポーツによれば、HiHi Jets・高橋優斗は舞台に向けて「レジェンドの3人。最初聞いた時は引きました。でも、新しいものに飛び込めるのはワクワクします」と話していたとか。一方で、少年忍者の内村颯太は「東山さんと光一くんに絞ってもらって、井ノ原くんにメンタルケアしてもらいたいです」と言って、「堂本を『この体制の思うつぼになっているよ』と笑わせた」との記述もあった。
なお、東宝演劇部のTwitterアカウントも『JOHNNYS' World Next Stage』の上演をお知らせ。「HiHi Jets 美 少年 少年忍者 で元気に声出し! 演出 東山紀之 堂本光一 井ノ原快彦 とNext Stageへ!」として、動画をアップした。少年忍者・内村が「絶対勝つぞ~!」と狼煙を上げ、HiHi Jets、美 少年、少年忍者が「オー!」と意気込む様子が収められていた。
「ジャニー氏がまだ存命の頃から、Jr.メンバーに発破をかけるようなポジションはHiHi Jets・高橋、美 少年・岩崎大昇らが務めてきました。少年忍者のリーダー的存在である川崎皇輝ならまだしも、掛け声の合図に内村が抜てきされたことについて、Jr.ファンは驚いたようです。ネット上には『うっちーに「絶対勝つぞ~!」って言わせたのは誰?』『高橋・岩崎ではなく内村を選んだのは誰?』といった声が相次ぎ、『「絶対勝つぞー」って、一体誰に勝つの?』などの困惑も聞かれます」(ジャニーズに詳しい記者)
その内村といえば、今年8月4日にコンサート『マイナビ サマステライブ 未来少年』が最終公演を迎えた際、ステージ上で“滝沢批判”ともとれる発言を残し、波紋を呼んだ人物だ。内村は、少年忍者はジャニー氏が作ったグループのため、「成長しなきゃ意味がない」とファンの前で宣言。
さらに、「滝沢さんが作ったグループを推したいのはわかります。それに負けてたら上にいけない」「勝つためにはジャニーイズムを継承することが大事だと思った」などと吐露し、ジャニーズに関わるスタッフの一人を「天才振付師」と表現し、リスペクトしている旨を述べていたという。
SNS上にこうしたコメントのレポートが上がると、「よく言った! うっちースゴいよ」「タッキーを敵に回してない? 心配になるけど、話してくれてうれしかった」「滝沢批判はファンの前でするべきじゃない」と賛否両論が飛び交うことに。また「内村の仕事が危うくなるのでは?」と今後の活動を懸念の声も上がっていたが……。
「しかし、これ以降も内村の露出が極端に減った気配はなく、むしろ仕事が増えていた印象です。例えば、中山優馬の新曲『Squall』(10月31日リリース)のバックダンサーメンバーに選ばれ、少年忍者の織山尚大、黒田光輝、深田竜生とともにミュージックビデオの撮影に参加。この顔ぶれで音楽番組にも出ていました。そして、生活情報バラエティ『土曜はナニする!?』(フジテレビ系)内で放送されているミニドラマ『イケドラ』(11月放送分)への出演も判明。同コーナーでラブストーリーに初挑戦しているといいます」(同)
そこへきて『JOHNNYS' World Next Stage』を報じる中で内村のコメントが紹介され、さらに動画で重要なポジションに抜てきされたことに、ファンは不穏なものを感じたようだ。「タッキーを糾弾した内村くん、『ジャニワ』の記事でコメント出てるの怖すぎ……」「タッキーが辞めたタイミングで内村のコメントが使われてるのを見て鳥肌が立った」「コメント、動画の掛け声といい、内村くん出世したね」「あの内村くんに言わせてるのは闇が深い」と戦慄している。
「ただ、内村のコメントを報じた日刊スポーツの記載が間違いではないかという指摘もネット上に上がっていました。というのも、『ドデスカ!』(名古屋テレビ放送、11月1日放送)で愛知県出身の美 少年・浮所飛貴のコメントが流れたのですが、『今回の舞台、光一くん、東山さんにビシバシと鍛えていただき、井ノ原さんには温かく、メンタルサポートのほうをお願いしたいと思います』と話していたんです。それぞれ偶然、同じような言い回しになってしまった部分を拾われたのか、それとも単なる日刊サイドのミスなのか……」(同)
いずれにせよ、今後のジャニーズ事務所の行く末や、内村たちJr.の活動から目が離せない。