ゆりやんレトリィバァが11月2日、自身のYouTubeチャンネルにて生配信を実施した。ゆりやんは主演を務めるNetflixドラマ『極悪女王』(2023年配信予定)の撮影中、頭や背中を打って2週間安静の診断を受けたと公式発表され、また一部では脳に損傷が発覚したとも報じられていただけに、ファンは体調を心配していたものの、元気そうな姿にひとまず安堵している。しかし、この件についてドラマの監督らが“ダンマリ”を決め込んでいることに、不信感を抱いている人は少なくないようだ。
かつて女子プロレス界の“悪役レスラー”として活躍したダンプ松本の半生を描く『極悪女王』。今年6月30日の情報解禁時には、ゆりやんが“約30キロ増量”してダンプ役に挑むことなどが明かされた。
「それから4カ月後、突然飛び込んできたゆりやんのケガ情報に、業界内外は騒然となりました。Netflix側が、ゆりやんに医師から2週間安静の診断が下ったと発表した10月27日、ニュースサイト『文春オンライン』は、同ドラマの撮影で『頭から落ちる技を受ける動きを100回以上』繰り返したゆりやんは、脳が損傷し、緊急入院することになったと報道。その後、本人もTwitterで『ご心配をおかけして申し訳ありません』『受け身を失敗してしまいました』(いずれも原文ママ、以下同)などと報告しました」(同)
ファンからは、ゆりやんに心配の声が寄せられると同時に、『極悪女王』の監督を務める白石和彌氏や企画・脚本・プロデュースを担当する放送作家・鈴木おさむ氏、またゆりやんが所属する吉本興業に対して「なぜプロレスラーではないゆりやんにそこまでやらせたのか」「危険な撮影のせいで本人に何かあったら責任を取れるの?」といった批判が噴出した。
「そんな中、ゆりやんは同31日にTwitterで『予定よりめちゃくちゃ早く退院できました』『診断の結果、脳みそに損傷は全くなくて元気です』などと報告。さらに、今月2日にYouTubeで生配信を行って『元気です』と笑顔を見せ、ファンを安心させました」(同)
ただ、一部ネット上には「後からまた何か症状が出てくるかもしれないし、油断できない」「もう無理な撮影は断るべき」と、今後を心配する書き込みも。また、「監督もプロデューサーも事務所も、ダンマリのままか」「撮影を中断して入院するなんてよっぽどのことなのに、ゆりやんにだけコメントさせてるのが恐ろしい」「本人の元気アピールで“火消し”しようとするな」という苦言も寄せられている。
「特に、白石監督とプロデューサーの鈴木氏に対して『なぜコメントを出さないのか』と非難する声が目立ちます。白石監督は、先月28日に自身が手掛ける『仮面ライダーBLACK SUN』(Amazon Prime Video)の配信が開始したばかりとあって、『「仮面ライダー」に悪い影響が出たら困るんじゃない?』『ゆりやんの件を大事にしたくないのでは』などと指摘されている状況です」(同)
また鈴木氏については、『極悪女王』情報解禁前の今年2月に発売された「女性自身」(光文社)で“ゆりやんを主演に指名した”と伝えられていたため、「責任を感じないの?」といった声が噴出している。
「ちなみに最近、椎名林檎のアルバムに付属するグッズのデザインが『ヘルプマーク』に酷似しているとして問題視された件では、販売元のユニバーサル・ミュージックが複数回コメントを出し、椎名はダンマリを決め込んでいることで、本人への批判が高まっています。『極悪女王』の問題はこれと逆パターンのようになっていますが、ケガをしたゆりやんは何も悪くないため、余計に関係者へのバッシングが強まっているのでしょう」(同)
何はともあれ、撮影現場の安全管理が早急に改善されていることを祈りたい。