11月10日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、同4日にメンバー3人の脱退や退所を発表したKing&Prince(以下、キンプリ)と、その直前にジャニーズ事務所退社に至った滝沢秀明氏について詳報。キンプリに関しては、事務所の現社長・藤島ジュリー景子氏との“衝突”がかなり詳しく報じられており、業界内では「メンバー、もしくは親しい関係者が『文春』の取材に協力したとしか思えない」(スポーツ紙記者)と衝撃が走っている。
今月1日、ジャニーズ事務所副社長およびジャニーズアイランド社長を兼任してきた滝沢氏の退社が明らかに。同4日には、キンプリの岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太が来年5月に脱退し、グループは永瀬廉、高橋海人の2人で継続していくことが発表された。さらに、平野と神宮寺は脱退と同時に事務所を辞め、岸も同年秋には退所予定だという。
「激震が続くジャニーズに業界内外が注目する中、10日発売の『文春』は、ジュリー氏が滝沢氏やキンプリに対して、かねてから冷たく当たっていたことがわかる記事を掲載。キンプリは4日の脱退・退所発表時に、ファンクラブ会員向けの動画内で、平野らから“海外進出”への思いが語られましたが、『文春』によると、今年初め頃から、平野はジュリー氏に面談を申し込んでいたものの“ドタキャン”されまくっていたとか。その後、5人でジュリー氏と対面した際には『私のこと嫌いなんでしょ。あなたたちなんか私の手に負えないから知らない』と突き放されたというのです」(芸能ライター)
ジュリー氏のこうした言動が記事化されたことで、ネット上のキンプリファンによる“事務所批判”はさらに激化しそうだが……。
「これほどまで具体的にジュリー氏の言葉が報じられたということは、どう見てもキンプリメンバー、もしくは彼らにごく近い関係者が『文春』にリークしたとしか考えられません。当然、事務所側もそう捉えていると思われ、キンプリサイドとの間にさらに深い溝が生じないかと不安になってしまいます」(同)
メンバー間でも“誰かが情報を漏らしたのか”という疑念が生じれば、活動上、やはり支障が出てくるかもしれない。
「そうなることは承知のうえで、それでもジュリー氏の言動を“世間に知らしめよう”と思った人間がいたということでしょう。残り半年となった5人での活動期間は、ある意味“これまで5人を応援してきたファンへの恩返し”を行うものとみられるものの、この状況では大々的なセレモニーを開催して現体制の幕引き……といったことも期待できなくなってきました。記事の内容は、ジャニーズの先輩や後輩たちも目にしたり、耳に入ってきたりするでしょうし、事務所内部は騒然となっているのでは」(同)
キンプリの“分裂”が発表されてから1週間もたたないうちに、「文春」報道の影響でファンにはさらなる波紋が広がっているが、この不穏な空気は来年の平野らの退所まで続きそうだ。