• Wed. Dec 7th, 2022

コメダ珈琲、“高カロリー”スナックメニューの注意点3つ! 管理栄養士に聞く「上手な食べ方」とは?

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

コメダ珈琲のボリュームフード! 栄養士が伝授する「上手な食べ方」

 1968年に名古屋で創業した人気チェーン店「コメダ珈琲」。ドリンクやデザートの豊富さも魅力ですが、ボリューム満点なスナックメニューの虜になるコメダファンも多く、SNSでもたびたび話題になります。しかし、量が多い分、カロリーが気になるところ……。

 そこで今回は、スナックメニューの中でも特に人気が高い「サンドウィッチ」「トースト」「まんぷくプレート」の3つのカテゴリーから、猪坂先生におすすめのメニューと上手な食べ方を教えてもらいました!

※価格は地域によって変動。全て「コメダ珈琲」の公式サイト参考にしています。

――コメダ珈琲といえば、サンドイッチなどのパンメニューが多いです。栄養面から見て、サンドイッチやパンの魅力、利点などがあれば教えてください。

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) パンはエネルギー源である糖質の摂取源になるイメージがあるかと思いますが、意外とたんぱく質も含んでいるんです。例えば、お米と食パンをどちらも同じカロリーにして比較した場合、パンのほうが2倍近くのたんぱく質を含んでいます。

 そのため、「今日は時間がなくて、おかずをゆっくり食べることができない!」「片手で食べられる食パンかおにぎり、どちらかを選びたい」というようなシーンなら、パンのほうがたんぱく質の補給に役立つでしょう。

 また、サンドイッチの場合はパンだけではなくハムや卵などでたんぱく質を、レタスやトマトなどで野菜も摂れると思うので、より栄養を補給できます。ただし、マヨネーズやマーガリンなどから脂質の摂りすぎにつながりやすい点には注意が必要。パン本来の味を楽しめると良いですね。

――「コメダ珈琲」はボリューム満点なスナックメニューも人気ですが、選ぶ際に気をつけたほうがいいことはありますか?

猪坂 スナックメニューは高カロリーになりがちなので、以下のポイントに気をつけてみてください。

1)先に野菜を食べる
 サイドメニューとしてサラダや野菜スープを選び、こちらを先に食べるのがおすすめです。コメダ珈琲なら、キャベツやキュウリ、トマト、レタスなどが摂れる「ミニサラダ」(250~280円)があるので、栄養面が気になる方は、これをオーダーしてみてください。野菜に含まれる水溶性食物繊維には、糖や脂の吸収を抑える効果が期待されるためです。

2)飲み物は低カロリーなものを選ぶ
 メインが高カロリーなメニューの場合、一緒に注文する飲み物からのカロリー摂取を控えることでバランスを取ることをおすすめします。コーヒーならブラックを、紅茶ならレモンティーやストレートを選びましょう。

3)早食いを避ける
 あまり噛まずに急いで食べてしまうと太りやすくなるので、ゆっくりよく噛んで食べるようにしてみてください。早く食べてしまうと、満腹中枢が刺激される前にメインを食べ終えてしまうため、「まだおなかに入りそう」「デザートを頼んじゃおう」というふうに、余分なものに手が伸びやすくなってしまう傾向があります。

――それでは、具体的なメニューを挙げながら「コメダ珈琲」の上手な食べ方を教えてください。まず、サンドウィッチのメニューから。

猪坂 サンドウィッチの場合は、栄養バランスの偏りを防ぐために、ハムやエッグ、チキンなどの具を選ぶのがおすすめです。ただし、マヨネーズで和えたたまごペーストがたっぷり入っている「エッグサンド」(610~690円)は1皿で1,000kcal以上あるようなので、誰かとシェアしながら食べるのがいいかもしれません。

 1人で食べる場合は、「ハムサンド」(517kcal/610~690円)や「ミニサンド」(338kcal/390~510円)を選ぶと良いでしょう。

 「あみ焼きチキンホットサンド」(880~950円)は、鶏肉でたんぱく質を補給できる点はとても良いのですが、分量が多く、エネルギーは1皿945kcal。こちらも「エッグサンド」と同じく、誰かとシェアすることをおすすめします。

――続いて、トーストメニューの上手な食べ方を教えてください。

猪坂 コメダ珈琲といえば、やはり「小倉トースト」(731kcal/480~550円)ですよね! 正直、栄養面から見るとたんぱく質と野菜が少なめ。なので、ドリンクは豆乳を選んで大豆たんぱくを補い、ミニサラダで野菜を足すと良いでしょう。

 カロリーはどうしても高めになってしまうため、夜遅い時間に選ぶのは避けて、お昼の時間帯に食べるのがおすすめ。糖質を摂取した後は、体を動かすと筋肉で糖を消費することができるので、帰り道は少し遠回りしてウォーキングを楽しむと、脂肪蓄積を防止できますよ。

――最後に、人気メニュー「まんぷくプレート」はどうですか?

猪坂 どのメニューも大ボリュームですが、特に「エビフライ」(1,120~1,400円)や「ヒレカツ」(1,120~1,400円)は、揚げ物やタルタルソースで脂質が多いので、一皿で1,000kcalオーバーと高カロリー。なので、カロリーが気になる方は、誰かとシェアしたほうがいいでしょう。「ヒレカツ」の場合は「ミニサイズ」(637kcal/780~1,000円)も用意されているので、1人で食べるならこちらがいいかもしれないですね。

 また、ドリンクは牛乳や生クリームなどの乳脂肪分が含まれるものは避け、甘くない飲み物を選ぶとカロリーを抑えられます。ブラックコーヒーを合わせれば、脂肪をエネルギーとして消費しやすくしてくれるクロロゲン酸(コーヒーに含まれるポリフェノール)とカフェインをどちらも摂取することができます。

 コメダ珈琲のスナックメニューは、栄養バランスのことを考えると、脂質や糖質が多い点が気になるかもしれません。ただし、たまに食べるだけであれば、そこまで神経質にならなくても大丈夫。1日の食事をトータルで見ながらバランスを取り、好きなメニューを心置きなく楽しんでくださいね!

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
HP「Diet Solution Lab