2022年大みそかに放送される『第73回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が、まもなくNHKから発表される。例年話題になるのは、ジャニーズ事務所所属グループの出場枠だが、ここ最近、滝沢秀明氏の電撃退社、King&Prince(以下、キンプリ)メンバーの脱退・退所発表と、激震続きの同社だけに、「今年はその増減がより注目されている」(週刊誌記者)ようだ。しかし、結論としては「今年、ジャニーズは昨年より出場枠を増やし、キンプリの出演も99%決まっている」(レコード会社関係者)という。
20年には、白組の出場歌手全21組のうち、実に3分の1となる7枠を占めていたジャニーズ枠(その後、Snow Manはメンバーの新型コロナ感染で出場辞退)。ところが、昨年は嵐の活動休止やHey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2の落選により、5枠に減少する事態となっていた。
「今年は、なにわ男子の初出場が既定路線といわれ、またSnow Man、SixTONESの出場も確実視されています。同じく出場確実だったのがキンプリですが、11月4日に、平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が来年、脱退・退所すると発表され、世間を騒然とさせました」(前出・記者)
キンプリは、3人が抜けた後、永瀬廉と高橋海人の2人体制で存続すと発表されている。
「5人での活動は残り約半年ほどですが、ジャニーズも本人たちも、限られた時間の中で、どんなグループ活動を展開するのか明言しておらず、セレモニー的な場が用意されるのかすら不明のまま。ジャニーズサイトは、『紅白』の出場可否に関しても、マスコミに対してあいまいな回答をしていました」(同)
しかし、こうした前代未聞の状況下でも、「キンプリの出場は水面下で決定し、『紅白』のジャニーズ枠も昨年から増加し、6枠となるようだ」(前出・レコード会社関係者)とのこと。
「『紅白』におけるキンプリ5人の最後の生歌唱となるだけに、NHKサイドは絶対に出場してもらいたいところ。それに歌唱シーン以外にも、放送中のメンバーのやりとりや、報道陣に公開されるリハーサルも含め、世間の注目を集めるのは間違いないですし、話題性は抜群。視聴率面でも期待できますから、NHKとしてはキンプリを逃さない手はありませんよ。一方、ジャニーズサイドも、来年以降の『紅白』を見据え、NHKに恩を売りたいでしょうし、何より一連のネガティブな報道を払しょくしたいはず。双方の思惑は一致しているといえます」(同)
来年以降、2人体制になったキンプリが音楽活動を行うのかは不透明なだけに、グループにとって、今回が最後の『紅白』になる可能性もある。ファンは固唾をのんで『紅白』出場歌手の正式発表を待っていることだろう。