JO1が、2022年大みそか放送の『第73回NHK紅白歌合戦』に初出場することとなり、ネット上のファンが狂喜乱舞している。というのも、同グループは「昨年も初出場濃厚とみられていたにもかかわらず、まさかの落選となってしまった」(スポーツ紙記者)からだという。業界内ではその理由について、「あるところから“横やり”が入ったため」とささやかれているようだ。
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(TBS系、動画配信サービス「GYAO!」で放送・配信)の合格者11人で結成されたJO1。吉本興業と韓国企業のCJ ENMによる合弁会社・LAPONEエンタテインメント(以下、LAPONE)に所属し、20年3月にファーストシングル「PROTOSTAR」でデビュー。今年10月発売の最新シングル「MIDNIGHT SUN」まで、6作連続「オリコン週間シングルランキング」初登場1位を獲得している人気グループだ。
「JO1がデビュー1周年を迎えた昨年、ファンは彼らの『紅白』初出場に期待していました。実際、NHKとLAPONEも一度は出場の方向で合意していたようで、その情報は業界関係者にも出回り、『JO1は出場内定』と思われていたんです。しかし、ふたを開けてみれば落選。当時、メンバーのケガやスキャンダルなど、JO1側に内定が撤回されるような問題はなかっただけに、外部からの妨害を疑う業界関係者は多く、『このような状況で横やりを入れるのは、ジャニーズ事務所だろう』と言われていました」(同)
ジャニーズには人気の男性アイドルグループが多数所属し、『紅白』にも毎年複数のグループが出場している。
「そのため、『ジャニーズが、自社グループとJO1との共演に難色を示したのではないか』とうわさされるようになったんです。一昔前のジャニーズは、ほかのボーイズグループとの共演NGはもちろん、活動を妨げるような圧力を行使していたそう。近年こそあからさまな妨害行為はなくなったものの、ジャニーズ以外で、アイドル活動をしているボーイズグループは、『紅白』になかなか出場できない状態が続いていました。数年前には東海地方を中心に活躍するBOYS AND MENが、ジャニーズの意向で『紅白』に落選した……とささやかれたこともあります」(レコード会社関係者)
ボーイズグループを擁するプロダクションは、「ジャニーズに睨まれないようにするため、相当苦労していたようだ」(同)という。
「例えば、グループの肩書を“男性アイドルグループ”とせず、“ダンスユニット”や“パフォーマンスグループ”などにして、ジャニーズと差別化し、競合相手として目をつけられないように工夫していたとか。ちなみに、JO1も“グローバルボーイズグループ”という肩書で活動しているのですが、そのアイドル的な人気ぶりを快く思わないジャニーズから天敵扱いされ、『紅白』内定取り消しの“悪夢”を見ることになったようです」(テレビ局関係者)
しかし、JO1の勢いは止まらず、今年は無事出場へとこぎ着けた。
「JO1が『紅白』出場をかなえたことで、同じくLAPONE所属の後輩グループ・INIにもその道を拓いたといえます。来年JO1とINIがそろって出場することも、射程圏内の目標となったのでは。今年もジャニーズからは、白組21組のうち、約3分の1を占める6組が出場しているのを見るに、依然としてNHKに対して強い発言力を持っているようですが、LAPONE組もぜひ頑張ってほしいです」(同)
JO1の『紅白』初出場は、INIだけでなく、他事務所の男性グループにも希望を与えたのかもしれない。