King&Prince(以下、キンプリ)から来年5月に脱退することが決まっている岸優太。同じタイミングで脱退する平野紫耀、神宮寺勇太はそのままジャニーズ事務所からも離れ、岸は少し遅れて同秋に退所する方針だが、「単独でバラエティ番組に出演してきたことから、彼の“後釜”をめぐり、早くもファンの間で議論が起きている」(スポーツ紙記者)ようだ。
キンプリは今年11月4日、3人が脱退および退所すること、グループは永瀬廉、高橋海人の2人で継続していくことを発表。岸は、2020年4月から準レギュラーポジションで『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に出演、また21年1月から『VS魂』(現・VS魂 グラデーション/フジテレビ系)のレギュラーメンバーに名を連ねているが、退所に伴い降板するものとみられる。
「現在、ネット上で、『鉄腕DASH』の岸の後釜候補と目されているのが、なにわ男子のメンバーです。昨年10月から、メンバー数人が不定期で登場しており、今月4日にキンプリから岸らが脱退・退所すると発表された後の同13日放送回にも、大橋和也と藤原丈一郎が出演していました」(同)
この日の番組では、城島と準レギュラーポジションの関西ジャニーズJr.「Aぇ! group」の草間リチャード敬太チーム、大橋と藤原チームに分かれ、タンデム自転車(前後で2人乗りできる自転車)で広島県の港町・尾道市の魅力をPRしながら、“コギ数対決”するという企画を放送。
「なにわ男子ファンは『可愛かった』『2人が楽しそうで良かった』などと喜んでいましたが、一部の視聴者には不評だったようで、『今日の「鉄腕DASH」、やたらうるさいな~と思ったらなにわ男子だった』『なにわ男子がぎゃーぎゃーうるさすぎて、見るのやめた』といった厳しい声が上がっていました」(同)
大橋と藤原チームは最短ルートでゴールを目指そうと、細道を選択。しかし、舗装されていない不安定な道や、急斜面で段差のある道を通る場面があったため、「確かに2人は大騒ぎしながら進んでいた印象」(同)だという。
「視聴者の中には『うるさい』と感じただけでなく、『企画のことより、自分たちが目立つことしか考えてなさそう』『なにわ男子は空気が読めないから面白くない』と捉える人も。現在、岸が『鉄腕DASH』から抜けたら、その穴をなにわ男子が埋めるのでは……と予想するジャニーズファンは多いようですが、『なにわ男子が悪いわけじゃないけど、「鉄腕DASH」には合わない』といった指摘も少なくありません」(同)
また、岸の後釜になにわ男子が選ばれた場合、「ジャニーズ事務所への嫌悪感が増す」という声もある。
「今月10日発売の『週刊文春』(文藝春秋)は、キンプリの“空中分解”の背景には、メンバーとジャニーズ事務所社長・藤島ジュリー景子氏の“確執”があったと報道。事務所側は『事実と全く異なる虚偽の内容を多々含む記事』であるとして『法的措置』を検討していると警告したものの、キンプリファンもジュリー氏には不信感を抱いている様子です。また、そんなジュリー氏がなにわ男子の売り出しに力を入れているのは有名な話。岸と入れ替わる形で、なにわ男子のメンバーが『鉄腕DASH』の準レギュラーポジションに就いたら、大炎上を招くことでしょう」(同)
これは、『VS魂』にも同じことがいえる。同番組は嵐・相葉雅紀が“キャプテン”を務め、風間俊介、Sexy Zone・佐藤勝利、ジャニーズWEST・藤井流星、ジャニーズJr.内ユニット・美 少年の浮所飛貴、そして岸がレギュラー出演中だが……。
「岸が抜けた後、ほかのジャニーズタレントが新たにレギュラー入りする可能性は高く、人気や勢い的にはなにわ男子の誰かが選ばれてもおかしくない。ただ、それではやはりキンプリファンを激怒させること必至です。ジュリー氏の息がかかっていなさそうなメンバーを入れるのが得策でしょうけど、誰が岸の後釜に選ばれても炎上の恐れがあるだけに、タレント側としても引き受けるのに勇気がいるポジションでは」(テレビ局関係者)
しばらくは事務所や『鉄腕DASH』『VS魂』側は、いろいろなジャニーズを“お試し”で出し、様子見することになるのだろうか。