2023年5月22日をもってメンバーの岸優太、神宮寺勇太、平野紫耀が脱退し、以降は永瀬廉と高橋海人による2人組グループとなるKing&Prince(以下、キンプリ)。彼らへの感謝の気持ちを形にするべく、ファンは最新シングル「ツキヨミ/彩り」(11月9日発売)の“年間チャート1位”獲得に向けて奮闘しているようだ。
発売初日の「オリコンデイリーシングルランキング」(同8日付)で、驚異の60万7,551枚を記録した同シングル。4日にはメンバー3人の脱退とジャニーズ事務所退所が発表されたばかりとあって、少しでも売り上げに貢献しようとファンが尽力した結果、初週79.2万枚を売り上げ、「オリコン週間シングルランキング」で初登場1位に輝いた。
「キンプリファンはオリコンをはじめ、音楽チャート・Billboard(ビルボード)でも好成績を残したいと意気込んでいるんです。主にTwitter上で『年間1位をプレゼントしたい』『数字で感謝を示したい』として、『ツキヨミ/ 彩り』をはじめ、過去作の売り上げを伸ばすよう、ファン同士で呼びかけています。なお、昨年12月発表の『ビルボードジャパン2021年年間チャート』の集計期間は、20年11月23日~21年11月28日。今年の締め切りは11月27日といわれており、ひとまず27日までの売り上げアップに力を注いでいるんです」(ジャニーズに詳しい記者)
そんな中、首位獲得を狙っているキンプリファンにとって不穏なお知らせが。11月26日、Snow Manの所属レーベル「MENT RECORDING」の公式サイトやTwitterでは、26・27日に全国アリーナツアー『Snow Man LIVE TOUR 2022 Labo.』が行われる福岡県・マリンメッセ福岡A館にて、CD販売を実施すると発表。取り扱う商品のうち、シングル「オレンジkiss」通常盤(今年7月13日発売)と、アルバム『Snow Labo. S2』通常盤(同9月21日発売)にはクリアファイル、バースデーカードの特典がつくとのアナウンスもあった。
「実は、SNS上のSnow Manファンの間でも、オリコンやビルボードの年間ランキングを重視する動きがあるんです。ちなみに、『オレンジkiss』の作詞作曲を手掛けた音楽グループ・WHITE JAMのSHIROSEは今月24日にTwitterを更新。同曲に関して、『なんと順調に行けば年間チャート一位になるかもしれません…、、僕のファンの皆にもぜひぜひ手にとってもらいたいです。僕も"追いkiss"行ってきます^_^』(原文ママ)とツイートし、動画でも協力を仰いでいました」(同)
しかし、Snow Manがツアー会場でCDを販売すると知ったキンプリファンからは、ネット上で「そんなにキンプリに年間1位を取られたくないの!?」「事務所の嫌がらせかなって思っちゃう」「急きょCDを販売するってことなら、完全に『ツキヨミ』対策だよね」「意地悪すぎる」「事務所に負けたくないし、キンプリに1位を届けたい」といった怒りや嘆きが噴出。
一方で、こうしたネガティブな意見を目にしたSnow Manファンたちは「キンプリも会場販売やってたよね?」などと反論している。キンプリは7月30日~10月20日まで全国アリーナツアー『King&Prince ARENA TOUR 2022 ~Made in~』を開催。期間中、シングル「TraceTrace」(9月14日発売)を対象として、“ツアー会場限定特典付きCD”の予約や販売を受け付けていたのだ。さらに、ツアー後半の宮城・愛知・福岡・北海道でも、会場限定特典を追加し、11月リリースの「ツキヨミ/彩り」のCD予約を行っていた。
それだけに、ネット上では「キンプリファンはなんでそんなに突っかかってくるの?」「キンプリだって会場販売してたじゃん」「なんでSnow Manの会場販売が『汚い』とか言われてるの?」「Snow Manも年間ランキング1位を目指してるんだから、会場販売をやるのは別に不思議なことじゃない」「文句言うなら、キンプリは二度と会場販売しないで」「Snow Manと運営サイドは何も悪いことしてないし、Snow Manファンはあなたたちと同じように推しグループに1位あげたいだけ」と否定的な意見が飛び交っている。
このように、CD売り上げをめぐって、ファン同士が対立する展開となってしまったキンプリとSnow Man。果たして、オリコンやビルボードのランキングで、双方のファンの頑張りがどこまで反映されるのか、引き続き注目が集まる。