現在放送されている特撮番組『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(テレビ朝日系)にレギュラー出演している俳優・富永勇也が、11月30日に自身のTwitterやインスタグラムを通じて芸能事務所・アンセムからの退所を報告。「一先ずはフリーランスになります」(原文ママ、以下同)とのことだが、ドラマ放送中に事務所を離れてフリーに転身するという異例の発表に、ネット上のファンは困惑している。
『ドンブラザーズ』は、ドンモモタロウに変身する桃井タロウ(樋口幸平)と、そのお供たちの活躍を描く作品。型破りな設定、ストーリーが注目を集めており、Twitter上でも放送のたびに関連ワードがトレンド入り。先日は、桃井およびドンモモタロウの「これでお前とも縁ができた」というセリフが「SNS流行語大賞 2022」(イー・ガーディアン)にノミネートされたことも話題になった。
「そんな『ドンブラザーズ』で、さまざまな欲望から生まれるモンスター“ヒトツ鬼”と化した人間を消去しようとする敵の“脳人”の1人、ソノイ役を務める富永は、これまで舞台『弱虫ペダル』シリーズに出演するなど、2.5次元作品を中心に活躍してきたイケメン俳優。連続ドラマへのレギュラー出演は、『ドンブラザーズ』が初めてです」(芸能ライター)
しかし突如、事務所退所を発表した富永。本人は「円満に退所」と主張しており、「退所に伴い、退所以前に決まっていた今後のお仕事に関しましては、話し合いにて、引き続きアンセムと業務委託という形」になるとも説明している。
ネット上には「応援します!」との声もあるが、やはり「『ドンブラザーズ』放送中に? なんで?」「『ドンブラザーズ』の仕事は来年春まであるはずだけど、大丈夫なのかな?」「腑に落ちない」「演技がうまいと思うから、フリーでも活躍し続けてほしいけど……」など、トラブルがあったのではないかと心配するような書き込みもみられる。
「『ドンブラザーズ』は来年2月に放送終了予定。その後、役者が出演するイベントツアーも行われるとみられ、なおさら『なぜ、今?』と疑問が残るタイミングでの退所です」(同)
なお、特撮番組出演者の事務所退所といえば、昨年9月~今年8月まで放送されていた『仮面ライダーリバイス』(同)で悪の組織の女王・アギレラ役を演じた浅倉唯の騒動が記憶に新しい。
「事の発端は6月下旬、浅倉が当時の所属事務所・LIBERAのTwitterを通して、ストーカー被害を訴えたこと。しかし、その数日後には、LIBERA側がストーカー被害を撤回し、それに浅倉が『事務所から情報を操作され正しい情報が伝わらない』とかみついたんです。この一連の騒動と並行し、浅倉は週刊誌に、同事務所の俳優・世古口凌との“お泊まり愛”をキャッチされ、LIBERAが否定するという異性スキャンダルもありました。LIBERAは、8月28日の『リバイス』最終回放送後、同31日の契約終了を待たず、30日付で浅倉との契約を解除。ちなみに、交際疑惑のあった世古口も、富永と同日にLIBERA退所を報告しましたが、こちらは契約満了による独立とのことです」(同)
富永の退所発表で、浅倉の騒動を思い出したネットユーザーもいる様子。ただ、富永が“円満退所”とつづっていることで「浅倉みたいに事務所との関係がこじれたわけじゃないなら心配は無用かも」という指摘もある。『ドンブラザーズ』放送終了まであと3カ月ほどあるが、ファンを不安にさせるような報道が出ないよう祈りたい。