12月7日、フジテレビ系音楽特番『2022 FNS歌謡祭』内で、ジャニーズ事務所恒例の年越しコンサート『ジャニーズカウントダウン2022-2023』(以下、『カウコン』)の開催が発表された。今年の司会はTOKIO・国分太一と20th Century・井ノ原快彦が担当するというが、業界関係者の間では「現在のジャニーズ事務所の状況からして、この2人が選ばれたことには納得しかない」(スポーツ紙記者)と指摘されているようだ。
国分と井ノ原は、2017~19年の『カウコン』でも司会を担当。その後、20年は関ジャニ∞・村上信五、21年はKinKi Kidsが務めている。
「今回、満を持して司会に復帰した国分と井ノ原。ここ最近のジャニーズ事務所の惨状に鑑みると、この人選はとても腑に落ちます」(同)
ジャニーズ事務所は先月、副社長を務めていた滝沢秀明氏の電撃退社、またKing&Prince・岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太の脱退および退所が立て続けに発表され、ネット上のジャニーズファンからは、運営サイドの責任を追及する声が噴出している。
「そんな激震続きの中、各週刊誌では、“ジャニーズの凋落”を指摘する報道が相次いでいる。同社は現在、16年に勃発したSMAP解散騒動以来の窮地に陥っているといえ、藤島ジュリー景子社長への批判的な声が鳴りやまない状況。そんな中、今回『カウコン』の司会に抜てきされた国分と井ノ原は、業界内で、ジュリー氏に対して、強い忠誠心を持っている人物といわれているんです」(同)
ジャニーズ内ではベテランの域に入る国分と井ノ原。世間的には良識的かつ温厚なイメージがあるが……。
「実は2人とも、ジュリー氏と同じようにジャニーズ以外のボーイズグループを敵視する傾向がある。実際、共演の機会があると、露骨に嫌そうな態度を取るなど、完全な“ジャニーズシンパ”なのだといいます」(テレビ局関係者)
そんな国分と井ノ原だからこそ、今年の『カウコン』の司会を任せられたのではないか――それが業界関係者の見立てとのこと。
「ジャニーズタレントたちがその年の“集大成”を披露する場である『カウコン』は、ファンにとって特別な催しであるとともに、業界内に事務所の結束力と存在感を示す意味合いを持つイベントでもある。“ジャニーズの凋落”がささやかれてしまった今年の『カウコン』は、特に力を入れて取り組まなければいけないと、ジュリー氏はじめ関係者は躍起になっているはずです。ジャニーズシンパであり、ジュリー氏への忠誠心が強い国分と井ノ原が司会に抜てきされたことからも、同社のやる気が伝わってきます」(同)
ジャニーズにとって、激動の年だった22年。来年こそ平穏は訪れるのだろうか。