脚本家・北川悦吏子氏が来年1月から手がける新ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)が、早くもドラマファンをざわつかせている。なお、主演は広瀬すず、相手役はKing & Prince・永瀬廉が務めるという。
「同作の主人公は、九州の片田舎で育った広瀬演じる浅葱空豆(あさぎ・そらまめ)。幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す永瀬演じる青年・海野音(うみの・おと)と運命的かつ衝撃的な出逢いを果たし、なぜか2人で下宿生活を送ることになる……というストーリーだそう」(芸能ライター)
かつては『ロングバケーション』(1996年/フジテレビ系)『ビューティフルライフ』(2000年/TBS系)などのメガヒット作で“恋愛ドラマの神様”と称された北川氏だが、「ここ最近は不振」(同)だといい、今回のドラマに関して、ネット上では「北川悦吏子か……なんで微妙な脚本ばっかり書いても仕事が来るの?」「古臭い出来になりそう」など批判的な声が噴出。
また、広瀬演じるヒロインの「浅葱空豆」という名前についても、「“空豆”って名前、どうにかならなかったの?」といったツッコミが寄せられたが……。
「実はこの役名は、もともと北川氏の娘さんが、写真家をしていた時代のカメラマンネームなんです。正確な表記は“あさぎ空豆”ですが、北川氏も自身のブログで公表しています。ただ、すでに“そら豆”さんは写真家ではなく、編集者の仕事に就いているとのこと。これについて、ネットユーザーが北川氏のTwitterで質問したところ、『あの子はもう写真を撮らないので、誰の名前でもなくなったの。あの子があの名前を自分の名前と思ってたかも怪しい。でも、あまりに美しい名前なので、マイナーチェンジして、もう一度世に出しました。あさぎ空豆→浅葱空豆。』(原文ママ)と返していました」(同)
北川氏は脚本を務めたNHK朝ドラ『半分、青い。』(18年)でも、小西真奈美演じる“加藤恵子”という女性を登場させているが、これは北川の親友の名前だといい、一部ネット上では「私物化」だとして物議を醸した。
こういった話題は、視聴意欲を削ぐことにつながりかねないものの、当の本人は新作によほど自信があるようで、11月28日に更新したTwitterではこんな投稿をしている。
「あー。8話は神回だ。自分で言うよ。まだ直すけど。とりあえず初稿上がった。予定通り。明日は5話と6話と、音楽打ち合わせと、あれ?なんだっけ?頭、グルグル。」(原文ママ)
ちなみにプレスリリースによると、「脚本家・北川悦吏子氏が、『あすなろ白書』『オレンジデイズ』に続く“青春ラブストーリーの集大成”を、完全オリジナルで書き下ろす」とある。北川氏のキャリア全てを注いだ“青春ラブストーリー”に、期待したいところだ。