• 日. 12月 22nd, 2024

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松本人志、激怒の『ワイドナショー』キリトリ記事問題――フジテレビ内でも物議醸すワケ

松本人志、激怒の『ワイドナショー』キリトリ記事問題――フジテレビ内でも物議醸すワケ

 かねてより自身が出演する『ワイドナショー』(フジテレビ系)内で、番組内の発言を切り取った「キリトリ記事」の禁止を主張していたダウンタウン・松本人志が、Twitterで「日刊スポーツ」を名指しで批判した。同紙は、12月11日放送の同番組内容だけで、ウェブサイトに4本もの記事を配信していただけに、松本としても目に余る部分があったとみられるが、この展開はフジテレビ内でも物議を醸しているようだ。

 松本は11日、Twitterに「ルール守れ。日刊スポーツ」と“怒り”の投稿。『ワイドナショー』放送直後だったことから、番組内容を受けて複数のキリトリ記事を量産したことに対し、クレームを入れた格好だ。

「松本は今年7月より、同番組出演時に手書きの『キリトリ記事禁止』というプレートを掲げています。もちろん強制力はなく、あくまで松本による『個人的な意見』と明言していましたが、その後もキリトリ記事がなくなることはなかった。今回の名指しクレームで、『日刊スポーツ』はこっそり4本の記事のうち1本を削除したようですが、ほぼ誰も気付いていませんね」(スポーツ紙記者)

 ネットニュース界を席巻するキリトリ記事。数年ほど前には「こたつ記事」「コピペ記事」などと言われ、芸能人を中心にクレームが相次いだ。

「マスコミ業界では『拾い記事』と呼ばれるもので、番組を視聴すればすぐに記事化できる上、アクセス数も安定して稼げるとあって日々量産されています。芸能人側からすると、自身の発言が本来のニュアンス通りに伝わらなかったり、時には本意ではない失言が大々的に取り上げられるので、『ニュースになると身構えてしまうため、トーク内容が萎縮してしまう』など、負の効果が大きいことから批判的な意見を持つ者が多いようです」(同)

 しかし、肝心のテレビ局側からすると、宣伝効果をはじめとしてプラスに作用する場合があり、法的に記事化を制限を科すことも難しいため、本格的に問題視されることはなかったようだ。

「ネットニュースでの情報拡散によって、見逃し配信や次回以降の視聴意欲を高めることにもつながるため、局側がキリトリ記事を規制することはあり得ないでしょう。マスコミ側としても、過去のキリトリ記事はデータアーカイブとして重宝され、何より視聴者からはこれといった苦情もこないので、止める理由がない。松本は“ルール”という言い回しをしていますが、実際にそういうルールは存在しません」(テレビ局関係者)

 それでも今後、松本の“禁止論”に乗っかる形で視聴者からの苦情が増えたり、テレビ局やプロダクション側から“要請”があった場合は、この限りではないようだ。

「松本は、キリトリ記事の内容以前に、『手抜きで稼ごうとするマスコミ』という存在に激怒しているそう。実際、フジテレビサイドにも、キリトリ記事を禁止するようハッパを掛けているようです。確かに1時間の番組内で、一つのメディアが独自の見解や検証を一切入れず、何本も記事をこさえてしまうのはさすがに問題だし、これを良しとしてしまうと、ほかのメディアも我先にと乱造しかねない。何らかの解決策が必要となってくるかもしれません」(同)

 いずれキリトリ記事が「全面禁止」という事態も起こり得るのだろうか。

By Admin

 かねてより自身が出演する『ワイドナショー』(フジテレビ系)内で、番組内の発言を切り取った「キリトリ記事」の禁止を主張していたダウンタウン・松本人志が、Twitterで「日刊スポーツ」を名指しで批判した。同紙は、12月11日放送の同番組内容だけで、ウェブサイトに4本もの記事を配信していただけに、松本としても目に余る部分があったとみられるが、この展開はフジテレビ内でも物議を醸しているようだ。

 松本は11日、Twitterに「ルール守れ。日刊スポーツ」と“怒り”の投稿。『ワイドナショー』放送直後だったことから、番組内容を受けて複数のキリトリ記事を量産したことに対し、クレームを入れた格好だ。

「松本は今年7月より、同番組出演時に手書きの『キリトリ記事禁止』というプレートを掲げています。もちろん強制力はなく、あくまで松本による『個人的な意見』と明言していましたが、その後もキリトリ記事がなくなることはなかった。今回の名指しクレームで、『日刊スポーツ』はこっそり4本の記事のうち1本を削除したようですが、ほぼ誰も気付いていませんね」(スポーツ紙記者)

 ネットニュース界を席巻するキリトリ記事。数年ほど前には「こたつ記事」「コピペ記事」などと言われ、芸能人を中心にクレームが相次いだ。

「マスコミ業界では『拾い記事』と呼ばれるもので、番組を視聴すればすぐに記事化できる上、アクセス数も安定して稼げるとあって日々量産されています。芸能人側からすると、自身の発言が本来のニュアンス通りに伝わらなかったり、時には本意ではない失言が大々的に取り上げられるので、『ニュースになると身構えてしまうため、トーク内容が萎縮してしまう』など、負の効果が大きいことから批判的な意見を持つ者が多いようです」(同)

 しかし、肝心のテレビ局側からすると、宣伝効果をはじめとしてプラスに作用する場合があり、法的に記事化を制限を科すことも難しいため、本格的に問題視されることはなかったようだ。

「ネットニュースでの情報拡散によって、見逃し配信や次回以降の視聴意欲を高めることにもつながるため、局側がキリトリ記事を規制することはあり得ないでしょう。マスコミ側としても、過去のキリトリ記事はデータアーカイブとして重宝され、何より視聴者からはこれといった苦情もこないので、止める理由がない。松本は“ルール”という言い回しをしていますが、実際にそういうルールは存在しません」(テレビ局関係者)

 それでも今後、松本の“禁止論”に乗っかる形で視聴者からの苦情が増えたり、テレビ局やプロダクション側から“要請”があった場合は、この限りではないようだ。

「松本は、キリトリ記事の内容以前に、『手抜きで稼ごうとするマスコミ』という存在に激怒しているそう。実際、フジテレビサイドにも、キリトリ記事を禁止するようハッパを掛けているようです。確かに1時間の番組内で、一つのメディアが独自の見解や検証を一切入れず、何本も記事をこさえてしまうのはさすがに問題だし、これを良しとしてしまうと、ほかのメディアも我先にと乱造しかねない。何らかの解決策が必要となってくるかもしれません」(同)

 いずれキリトリ記事が「全面禁止」という事態も起こり得るのだろうか。

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