12月31日午後11時から、東京ドームで行われる年越しライブ『ジャニーズ カウントダウン 2022-2023』(以下、『カウコン』)。ジャニーズ事務所の所属アーティストが一堂に会するビッグイベントで、デビュー組14組のほか、ジャニーズJr.も参加。司会はTOKIO・国分太一と20th Century・井ノ原快彦が務める。16日にはファンクラブ会員を対象としたチケットの当落結果が発表されたが、一部チケット売買サイトには、すでに“超高額”で出品されているという。
今回の『カウコン』は、デビュー組のKinKi Kidsをはじめ、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King&Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、Travis Japanが登場予定。さらに、詳細な出演者は不明ながら、Jr.も「次世代ジャニーズメドレー」と題したコーナーでパフォーマンスすることが判明しているため、チケットは激戦になるとみられていた。
「深夜0時を超える公演とあって、東京都の条例に基づき、入場は18歳以上のファンに限られています。また、例年同様、31日午後11時45分から1月1日午前0時45分まで、フジテレビにて生中継も行われますが、放送開始前にはJr.や若手グループが会場でパフォーマンスを披露することが予想されますし、カメラに映らないタレント同士の絡みを見たいというファンも少なくない。そのため、『カウコン』は“プラチナチケット”と言われているんです」(ジャニーズに詳しい記者)
16日にチケットの当落発表があると、Twitter上では「#カウコン当落」がトレンド入りするほど、ジャニーズファンが大盛り上がり。なお、ファンクラブのチケット料金は1枚9,800円(税込)だが、ある売買サイトを見てみると、1,300件以上のチケットが出品されており、最高60万円の高値がついたチケットも10件以上確認できる。なお、最安値の7,000円は「取引中」になっているほか、10万円台のチケットも続々と買い手がついているようだ(16日午後11時時点)。
この事態を受け、特にKing&Prince(以下、キンプリ)のファンが憤慨。周知の通り、キンプリは岸優太・神宮寺勇太・平野紫耀が来年グループを脱退し、事務所も退所すると発表している。それだけに、“5人のキンプリ”が『カウコン』のステージに立つのは、今回が最後とみられているのだ。
そのため、ネット上では転売の状況を把握したファンたちから「『カウコン』落選。キンプリに会いたかった……」「本当に行きたい人にチケットが当たらず、高額転売する人に当たるのは悲しい」「すぐチケットを転売する人って何なの!? 値段も高すぎ」「『カウコン』の転売価格にドン引きした」「最後に5人のキンプリが見たかった……」など、嘆きや怒りの声が噴出している。
もちろん、『カウコン』のチケットを狙っているのは、キンプリファンだけではない。
「Travis Japanは今年10月に配信リリースをもってメジャーデビュー。彼らにとってはデビュー後初の『カウコン』となります。また、来年デビュー20周年を迎えるNEWSは、アニバーサリーメドレーが期待されている上に、メンバーの加藤シゲアキはうさぎ年のため、恒例の『年男ユニット』にも参加するでしょう。そういった応援するタレントの“晴れ舞台”が見たいと願うファンは大勢いるだけに、中には転売チケットに手を出してしまう人は後を絶たないのでしょう」(同)
これまでジャニーズ事務所は、転売が確認できたチケットは当選を無効にする処分を下しており、その発見のために、一部公演で入場にあたって身分証明書とファンクラブの会員証をチェックする“本人確認”を実施。今年は、Jr.の一部公演の入場に際し、新たにアプリ「Johnny’s Pocket」「Johnny’s Ticket」などを導入するなど、不正転売対策に取り組んできた。しかし、『カウコン』の例でもわかる通り、残念ながら高額の転売チケットはなかなか減っていないのが現状だ。
ジャニーズファンからは「『カウコン』は本人確認を徹底的にやってほしい」との声も出ている。このまま野放しにせず、事務所サイドが何らかの措置を講じることはあるのだろうか?