筑波大学附属高校(以下、筑附)の1年生である秋篠宮家の長男・悠仁さまに、“成績不振”報道が飛び出した。一部週刊誌によると、9月末に行われた前期期末考査の現代国語が赤点レベルだったという。筑附は2022年度、東京大学に42名もの合格者(浪人含む)を輩出する超進学校だが、悠仁さまの東大進学を悲願とする紀子さまが、「提携校進学制度」を用いて筑附に“押し込んだ”結果、このような成績不振に陥ったと見る向きもあるようだ。果たして、この報道を皇室ウォッチャー・X氏はどう見るのか? 話を聞いた。
――悠仁さまの成績不振報道は衝撃的でしたが、どのようにご覧になりましたか?
皇室ウォッチャーX氏(以下、X) 何を基準にして「成績不振」なのかが気になりました。というのも、現代国語で赤点レベルの点数を取ったと報じられましたが、筑附には「赤点の概念はない」といわれているんです。そもそも、この成績不振の報道自体が誤報の可能性があります。
仮に、悠仁さまの成績がよくないのだとしても、在籍しているのは偏差値70超え、毎年東大に数十人を輩出する筑附です。とても優秀な生徒たちの中で、相対的に成績が低くても、仕方のないことなのかなと思いますよ。それに悠仁さまは、数学や生物、化学などの理系の科目がお好きだと聞いたことがあるので、そちらの成績はいいのではないでしょうか。
――かなり昔から、「紀子さまが悠仁さまの東大進学を悲願している」という報道があります。現時点で現実的な話なのでしょうか?
X 確かに紀子さまは「悠仁さまを天皇史上初めての東大出身者にすること」を強く願っていると報じられていますが、それも本当のことなのか、かなり怪しいです。そして現段階では、悠仁さまが東大へ進学する可能性は低いと思います。その理由は、成績うんぬんではなく、今のところご自身が東大にさして興味を示されていないように感じるからです。
そもそも、秋篠宮家は個人の意思を尊重する教育方針。眞子さんや佳子さまも、皇族の進学先として慣例となっている学習院ではなく、ご自分で選んだ国際基督教大学(ICU)に通われていました。悠仁さまも、ご本人の意思で筑附進学を決意したそうですし、大学も同じように、ご自身が行きたい大学を選ばれると思います。
――悠仁さまはじめ、皇族方は普段どのような勉強をされているのでしょうか?
X 警備面を考え、皇族方は塾には通わず、基本的に家庭教師をつけていらっしゃるそうです。詳細はわかりませんが、うわさでは科目ごとに、かなり優秀な先生がついているとか。もちろん、自分1人でも予習や復習をされているようですが。
また、愛子さまは、ご両親から勉強を教わることもあるそうです。陛下は文系科目、雅子さまは理系科目がお得意だといい、それはもう豪華な家庭教師ですよね(笑)。
――愛子さまは一部週刊誌で、成績優秀であると報じられたこともありました。眞子さん、佳子さまはいかがでしょう。
X 確かに愛子さまは学習院中等科時代、主要5科目でオール5を取り、「東大も狙える」とうわさされていました。女子高等科入学後は、理系科目が少々苦手になったと聞きますが、文系科目は変わらずお強かったそうです。
一方、眞子さんも成績優秀だったといいます。学習院の中・高等科はテストの順位が出ないそうですが、点数的には学年上位であり、都内の難関大学・ICUに進学されました。そして佳子さまも同じくICUに通われていましたから、やはり高い学力をお持ちなのだと思います。
お三方に共通するのは、留学などを経験されていることから、英語が堪能でいらっしゃることです。国際交流が盛んになっている現代の皇室を表していると感じますね。
――皇族方にとって、学歴というのはどれくらい重視されるのでしょうか?
X 最低限の教養があればいいのではないかと思います。もちろん学力はないよりあったほうがいいですが、皇族方にとってそれ以上に重要なのは、学校生活を通して、ご学友との交流を深め、庶民感覚を養うことだったり、生涯にわたって取り組める研究分野を見つけることではないでしょうか。「皇族だから高学歴でなくてはならない」というのはまったくないと思いますよ。
それに、今の天皇陛下や秋篠宮さまの時代までは、皇族は学習院に通うというのが慣例でしたが、今は進学先も多様。眞子さんと佳子さまはICU、高円宮家の長女・承子さまは早稲田大学、三女の守谷絢子さんは城西国際大学で学ばれていますし、将来即位される悠仁さまに至っては、幼稚園から学習院以外の学校に通っていました。「皇族だから学習院」というのも今は昔。悠仁さまも、そのことはすでに理解しているでしょうし、筑附で学校生活を送る中で、どの大学で何を学びたいかを考えていらっしゃると思います。