12月17、18日に、関ジャニ∞が福岡PayPayドームでコンサート『関ジャニ∞ ドームLIVE 18祭』を開催した。公演内では、グループの持ち歌を披露したほか、少年隊や嵐、なにわ男子らの人気楽曲をカバー。King&Prince(以下、キンプリ)のアルバム収録曲「ichiban」もパフォーマンスしたというが、その際に放った村上信五の発言が、キンプリファンの間で物議を醸しているようだ。
「ichiban」は、今年6月に発売したキンプリの最新アルバム『Made in』のリード曲で、振り付けは世界的ダンサー・RIEHATAが担当。難易度の高いダンスが注目を集め、SNS上では“踊ってみた動画”も流行した。
今回の『18祭』にて、関ジャニ∞も同曲にチャレンジ。ネット上のファンのレポートによると、12月17日の公演で、村上はパフォーマンス後に「キンプリのファンに伝えておいて! 『俺らが引き継ぐから』って」などと呼びかけていたとか。
周知の通り、キンプリは岸優太・神宮寺勇太・平野紫耀が来年5月22日をもってグループを脱退し、翌日からは高橋海人と永瀬廉の2人体制になる。グループ自体は存続するため、楽曲を「引き継ぐ」という言葉に対し、ネット上では「引き継ぐって何? キンプリはなくならないけど」「解散するわけじゃないのに……」「『ichiban』を引き継ぐとか言わないで……悲しくなった」「うれしいどころか、気分が悪い。冗談にしても笑えない」と、キンプリファンから大ひんしゅくを買った。
「11月4日の脱退発表以降、キンプリファンはナーバスになっていますから、こういった辛らつな声が出るのは無理もないでしょう。また、村上たちもメンバーの脱退を経験しているだけに、一部の関ジャニ∞ファンですら『自分たちも脱退をネタにされて嫌な思いをしてきたはずなのに、あんなことを言える村上が信じられない』『デリカシーがないにもほどがある』などと不快感をあらわにしています」(ジャニーズに詳しい記者)
とはいえ、村上の発言の後、安田章大は「(キンプリは)なくなるわけじゃない」とフォローを入れていたという。実際に踊ってみてあらためてダンスの難しさを実感したようで、大倉忠義も「キンプリ、すげぇな」と称えていたそうだ。こうしたコメントも含め、「賛否両論あるだろうけど、キンプリの名前を出してくれるだけでもうれしかった」「村上くんなりの優しさだよね。ありがとう」「章ちゃんと大倉くんのフォローはさすが!」と、好意的な意見も見受けられる。
また、同公演はそれ以外にも賛否両論を生む出来事が起きていた。初日の公演終盤、横山裕の声がけをきっかけに、客席のファン同士が手をつなぐ瞬間があったとか。これは、関ジャニ∞のコンサートでは恒例の演出だったが、新型コロナウイルスが流行して以降、廃止されていたという。ジャニーズのコンサートにおいては11月中旬より、ルールを守った上での“声出し”が解禁されたことから、手つなぎも再開したのだろう。
「コロナ前のコンサートの雰囲気に戻りつつあるとして、一部ファンは喜んでいました。もちろん、隣の人の同意があった上で手をつなぐことになりますが、初日のレポートを見たファンは『終演後はすぐに手を洗えないから、感染リスクは高くなる』『手つなぎはなくなってほしい』と懸念していたんです。そうしたファンの声が届いたのか、2日目は手つなぎがなくなり、村上は『みんな察してくれ!』と訴えていたそう。やはり、感染防止対策の観点から、手つなぎを再度中止したのかもしれません」(同)
こうして開始早々、さまざまな話題を振りまいた『関ジャニ∞ ドームLIVE 18祭』は、12月24日~来年1月15日にかけて愛知、東京、大阪を巡る予定。トラブルもなく、無事に最後までメンバー全員で乗り切ってほしいものだ。