12月18日、「スポニチアネックス」が、来年King&Prince(以下、キンプリ)を脱退するメンバーの動向について「すでに親族が会社を立ち上げているメンバーもいる」と報じ、業界内外の注目を集めている。
キンプリは先月4日、メンバーの岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太が来年グループを離れ、ジャニーズ事務所からも退所することを発表。ファンクラブ会員向けの報告動画で、3人は「海外進出」を視野に入れていることを退所理由の一つとして挙げていた。
「そんな中、『スポニチ』は、3人の中に、ジャニーズ退所直後から個人活動を展開する見込みのメンバーがいると報道。すでに同メンバーの親族が会社を立ち上げているそうで、退所後すぐ、次のステップを踏み出すことになるのではないでしょうか。そして、ネット上のファンや業界関係者の間では、このメンバーは平野ではないかとうわさされている。彼は海外活動への熱い思いを誰よりも強調していましたし、その準備をすでに始めているとしてもおかしくはありません」(芸能ライター)
過去のジャニーズ退所者の中にも、事務所を離れる前から“次”に向けた準備を進めていたとみられる人物がいる。例えば、2019年9月30日をもって事務所を退所した元関ジャニ∞・錦戸亮は、翌日にはソロデビュー、ソロアルバムリリース、ソロライブツアー開催などを一気に発表。
また、20年6月19日にジャニーズとの契約を解除された元NEWS・手越祐也も、同日中にTwitterやYouTubeチャンネルを開設し、その後も早い段階でファンクラブ設立、ライブ開催といった展開を見せた。
「明確にやりたいことがあって事務所を辞めるのであれば、前もって個人事務所を用意しておくのは賢明な判断です。しかし一般論として、家族経営の事務所で芸能活動をする場合、失敗するケースは珍しくありません。例えば、芸能界の知識・経験に乏しい家族が、近しい関係性にあるタレント本人に、ビジネスライクではないマネジメントを行った結果、仕事上でのトラブルが多発し、双方間に“溝”ができてしまうパターンもよく聞きます」(テレビ局関係者)
キンプリの脱退メンバーにはいずれも多くのファンがついており、中でも平野は日本トップクラスの人気を誇るアイドルと言っても過言ではないが、「やはりジャニーズという大きな事務所にいたからこそ、華々しく活躍できている面もある」(同)という。
「ファンや業界関係者が予想する通り、平野が親族経営の個人事務所で活動するようになった場合、海外進出どころか国内での仕事も厳しくなる可能性もあります。ただ、母親と妹が過度な“現場介入”を行い、仕事にキャンセルが生じているとのトラブルが報じられていた山下智久(20年10月31日退所)は、意外にも世界を股にかけた活動を実現しており、“元ジャニーズ”では最も成功しているといえる。結局、ジャニーズを辞めた後の環境が、家族に芸能活動をサポートしてもらう形でも、うまくいくかどうかは本人の資質次第なのかもしれません」(同)
平野をはじめ、岸、神宮寺にとって、海外でも仕事をしている山下の姿はまさに理想的だろうが、後に続くことはできるだろうか。