なにわ男子が出演する、価値観アップデートバラエティ『まだアプデしてないの?』(テレビ朝日系)。12月24日の放送回は、「ファッショニスタ長尾謙杜の勝手にアプデコーデ」第2弾をオンエアした。
グループきってのオシャレ好きで、コンサート衣装のデザインを手がけている長尾がファッションの雰囲気やイメージが固まった芸能人に、新たな“アプデコーデ”を提案するこの企画。今回は、上下白スーツが定番のお笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀を変身させることになり、見届け人として西畑大吾もロケに参加。
ちなみに、スタジオで番組MCのニューヨーク・嶋佐和也から「どのくらいのペースで服買ってるの?」と聞かれた長尾は、「週に1回は絶対に服屋さんに行きます」と回答し、嶋佐と相方・屋敷裕政は「本物やわ」と感心した。
だが、長尾は前回、ピンクベストが定番となっているオードリー・春日俊彰の服装を、イギリスの不良風ファッション・スキンズスタイルにアプデしたものの、本人からはまさかの「40点」という辛口評価を下され、ファッショニスタとしての立場がない状態。
そこで今回新衣装を選ぶ上で、長谷川に白スーツを提案した相方・渡辺隆から、「体を動かしやすい」「顔が隠れない」「長谷川の素材を生かす」「華やかさがある」という4つの条件が提示された。
西畑と長谷川を連れた長尾がまず向かったのは、原宿にある古着店「原宿シカゴ」。二回り以上も年齢が離れた長谷川をコーディネートするにあたり「51歳のスタイリングなんて、考えたことがない」と話した長尾だったが、「でも、ファッションは年齢じゃないんで」との名言も飛び出した。
その後、自分の感性で古着を選んでいく長尾の姿を見て、長谷川は「結構不安になってきたな……大丈夫なのかな?」とポツリ。長谷川が試着している間もアイテム選びに没頭していた長尾は、「僕のです!」と自らの服も選びだし、西畑は「とうとう俺が暇になったぞ」とぼうぜん。
ただ、長尾には長谷川とファッションで“コラボ“するという目的があったようで、革ジャンコーデに着替えた長谷川を「見てください。『ダイ・ハード』のブルース・ウィリスです」と紹介。そして、その横に自分も並び「『ダイ・ハード ラスト・デイ』のポスター」と一言。
しかし、渾身のボケは誰にも伝わらず、スタジオの藤原丈一郎も「ふざけてる」「誰がわかんねん!」と指摘。しかも、長谷川のポッコリおなかが目立ちすぎるコーデで、「ファッショニスタ計算間違い」とボケ倒す長尾は、スタッフから「前回40点で、今回ちゃんと点とらないとまずいんですよ、番組的には」と本気で怒られる始末。「ごめんなさい」と謝罪しつつも「真剣にやってるつもりです」と返答した長尾に、西畑は「うそつけ! どこがやねん!」とあきれていた。
その後、ガチモードで衣装を選んだ長尾は、2人を連れて六本木ヒルズの「ビームス」に移動。ここではファッショニスタらしく、ファッションの知識を披露しながら服をチョイスしていくが、「ビームスで1つほしいものがある。ずっと狙ってるもの」と言い出し、マグカップを2つ手に取りカメラに見せる。女性のイラストが描かれ、それぞれお尻と胸が立体的になっていたため、西畑はすかさず「お前、思春期(なのが)出とるやないか!」とツッコミ。このシーンが放送されるとは思っていなかったのか、スタジオの長尾が「あれ使われんの?」と焦った表情を浮かべる場面も。
肝心のコーデのほうは、ファッション雑誌「LEON」(主婦と生活社)に憧れがあるという長谷川からの要望を参考にスタイリングし、2パターンのファッションが決定。実際に長谷川に試着してもらうことに。
「シカゴ」で選んだ服のテーマは、「錦鯉 大海原へ」というもので、カジュアルな服装に着物の羽織を合わせた和洋折衷コーデが完成。ベルトに帯締めを使ったり、背中にはコンビ名である錦鯉も描かれていた。
一方、「ビームス」の服で組んだコーデのテーマは、「長谷川覚醒!! ワールド錦鯉」。長谷川のリクエスト通り、“ちょい悪おやじ系”のスタイリングで、ロングコートがポイントに。また、アイテムはすべてイタリアのブランドで統一し、長尾はスカーフやサングラス、傘などの小物もチョイス。渡辺から「顔が隠れない」という条件を出されながらもサングラスを取り入れる「斬新さにやられた」という長谷川は、「ビームス」のコーデを選び、「90点」の高評価をつけた。
「めちゃくちゃ気に入ってます」という長谷川に、「やったー!」と喜びを隠せない長尾。その後、長谷川の姿を見た渡辺いわく、想像していた“華やかさ”とは違ったものの「俺らの思う明るいの概念と違うのかも」「本当の天才は、人の話聞かないっていうもんね」と、長尾のセンスを評価していたのだった。
この日の放送に、視聴者からは「『思春期出とるやないか』はさすがに草(笑) よくそのツッコミ出たね」「『使われるんや』と本人がちょっと焦ってたのも面白かった」「大吾くんの同行よかった。最年少の天真爛漫なボケと的確なツッコミにより楽しかった」との声が集まっていた。