今や、芸能人に匹敵するほどの影響力を持つと言われる人気YouTuberたち。2022年も大きな注目を集めていたが、中には大炎上を招くケースも少なくない。そこで、昨年、特に世間を特に騒がせた“5大炎上事件”を紹介する。
コムドットの「ゴールデンで冠番組がほしい」発言、実現は……
若者から絶大な支持を受ける5人組YouTuberグループ・コムドット。昨年7月には、一部メンバーがデジタルマガジン「VOGUE GIRL JAPAN」に掲載された高級ブランド「シャネル」とのタイアップ記事に登場したが、ネット上では歓喜するファンとは裏腹に、シャネラーたちが大荒れ。
同ブランドのモデルに相応しくないとして、「シャネルって数あるハイブランドの中でもトップクラスってイメージだったのに、落ちたね……」「あ、シャネルってもう、そういう地位でいいんだな……っていう残念な気持ち」などと落胆する声が続出。
一方で、コムドットのファンからは「最近のコムドットの活躍を知らない人が批判してるだけ。とやかく言う前に、ちゃんと調べてほしい」「いろんなハイブランドのモデルやってるのに、シャネルだけ炎上するの意味不明すぎる。ただコムドットにいちゃもんつけたいだけじゃない?」と反論も目立った。
昨年はやまとによる「ゴールデンで冠番組がほしい」発言も話題になったコムドット。その夢に今年、どこまで近づけるだろうか。
不登校YouTuber・ゆたぼん、義務教育ラストイヤーに登校か
不登校YouTuber・ゆたぼんは昨年6月、クラウドファンディングで資金を集め、日本一周企画をスタート。YouTubeでは旅先での様子を公開していたが、「不登校の子どもたちに直接会い、元気を与えたい」という旅の目的を実行しているように見えないとの指摘も多く、たびたび物議を醸してしまった。
そんな状況から、ゆたぼんは同8月27日に暴露系YouTuber・コレコレの生配信に電話出演。「本当は35人以上の人(不登校児)と会って」いると釈明したが、その証拠を頑なに出そうとしない様子に疑惑は深まるばかりだった。
その後も、算数の“九九”が言えないと発言して心配されたり、“お酒をかけたアイス”を食べるシーンが問題視されていたゆたぼん。同11月13日公開の動画では、最終地である地元・沖縄県に到着したものの、友人などの出迎えもなく、寂しげなゴールであった。
同6月9日配信のネット番組『迷えるとんぼちゃん』(ABEMA)出演時には、中3になる今年、“登校する”可能性を示唆していたゆたぼん。4月から始まる来年度は、ゆたぼんにとって“義務教育ラストイヤー”となるだけに、その動向が注目されそうだ。
“伝説のキャバ嬢”こと実業家でYouTuberのエンリケ。昨年8~9月、彼女が経営するシャンパンサロンで死亡事故が起こったことや、経営会社の買取事業で金銭トラブルが発生していたことが立て続けに報じられ、ネット上で大炎上した。
これを受け、エンリケは同9月17日に謝罪動画(後に削除)を公開し、買取事業の金銭トラブルは夫である“ブタさん”の責任だと説明。
その後、あらためてアップした謝罪動画では、シャンパンサロンの死亡事故後、夫婦でフランスやギリシャに旅行へ行ったことについて、「仕事を含めたとはいえ、このような状況下で海外へ行って、SNSを更新して、私の行動はとてもモラルに欠けた不快極まりない行動だった」と謝罪。
買取事業についても「自己保身、無責任、旦那さんにすべて押しつけたなどなど、たくさんのご指摘を受けました。本当にその通りだなと深く反省しています」「今もっともやらなきゃいけないことは、遅れている支払いをしていくこと」と話していた。
結局、同10月末にエンリケはブタさんとの離婚を発表。現在はキャバ嬢に復帰し、その給料を返済にあてることで清算を目指しているようだが、23年中に片付くだろうか……。
男性6人組エンターテインメントグループ・すとぷりのメンバー・ななもり。の婚約者を名乗る女性が、昨年3月に暴露系YouTuber・コレコレの生配信に登場。ななもり。との間にすでに子どもがおり、第2子妊娠中であることや、ななもり。の不貞行為やモラハラ行為を暴露した。
この配信を受け、すとぷりのマネジメント会社である株式会社STPRは告発内容を一部認め、ななもり。の“無期限活動休止”を発表。同12月14日にはツイキャスで生配信を行い、「これからは、ななもり。としての活動を再開します」と裏方として個人活動を再開すると発表したが、納得できないTwitterユーザーの間で「#ななもりを美談にするな」というハッシュタグが拡散されるなど、バッシングが再燃する騒ぎとなってしまった。
また、同9月には、すとぷりメンバー・ころんが、吉本興業所属のお笑いコンビ・デカダンスの芦名秀介のTikTok動画を、YouTubeに無断転載したことが騒ぎに。
その後、芦名以外のYouTuberからも、「ころんに無断転載された」と訴える声が出ていたが、しばらくして芦名は、ころん側からリアクションがあったことをTwitterで報告。今後、転載する場合は、事前に連絡するという話で落ち着いたという。
昨年2月、お笑いコンビ・トータルテンボスらが出演するYouTubeチャンネル「トータルテンボスのSUSHI★BOYS」のメンバーが、男女コンビYouTuber・夜のひと笑いに「いたずら企画をパクられた」と告発。
「トータルテンボスのSUSHI★BOYS」では、風呂上がりに青い絵の具がついたタオルを相方に渡す「風呂上がりのアバター」や、ウイダーinゼリーの中身をケチャップに入れ替える「ウイダーインケチャップ」、歯磨き粉の中身を絵の具に入れ替える「絵の具歯磨き」などのいたずら動画を公開していたが、ほぼ同じどっきりをしている動画が夜のひと笑いのチャンネルにもアップされていた。
その後、夜のひと笑いは大炎上。しかし、この騒動について“完全スルー”のスタンスを続けていたことから、「謝罪せずに逃げ切るつもり?」と批判が続出する事態に。
なお、トータルテンボス・藤田憲右は、同11月15日深夜放送のバラエティ番組『千原ジュニアのヘベレケ』(東海テレビ)に出演。「あるYouTuberの方が丸パクリ」「泥棒がお金を儲けてるってのが許せなくて」と怒りをあらわにし、「『すいません』って言ってきてくれたらいいし、ウィンウィンにしようと思って、向こう(該当YouTuber)の事務所に『一回、コラボしよう』って言ったら、それすら断られた」と暴露したのだった。