1月3日午後6時から放送される『VS魂 グラデーション 2023超豪華新春3時間SP』(フジテレビ系)。
『VS魂 グラデーション』とは?
『VS魂 グラデーション』は、世の中のあらゆるモノを正しく並び替える=“グラデーションする”新感覚のゲームバラエティー。嵐・相葉雅紀、風間俊介、Sexy Zone・佐藤勝利、ジャニーズWEST・藤井流星、King&Prince・岸優太、ジャニーズJr.ユニット「美 少年」・浮所飛貴の“魂メンバー”が、ゲスト陣と「並び替えゲーム」を行う内容となっている。
今回の『3時間SP』では、新春恒例のババ抜き最弱王決定戦「BABA魂」を開催し、アンミカ、伊藤英明、上戸彩、木村拓哉、小池百合子、小泉孝太郎、郷ひろみ、指原莉乃、バナナマン・設楽統、仲間由紀恵、野口聡一、バカリズム、関ジャニ∞・横山裕、竜星涼というそうそうたるゲスト陣が集結するそうだ。
そもそも同番組は、2020年末をもって活動休止した嵐の冠番組『VS嵐』の後継番組として、21年1月3日から『VS魂』というタイトルでスタート。当初は、ゲスト陣を相手にアトラクションゲームで対決するという内容だったが、視聴率が伸び悩み、同7月からは、魂メンバーがスポーツや料理などさまざまなジャンルでゲストと戦う番組にリニューアル。それでも、視聴者からの評判はパッとせず、22年4月には、現在の『VS魂 グラデーション』が開始するに至った。
サイゾーウーマンは、これまで『VS魂』の動向を逐一追いかけてきた。今回は、『3時間SP』に合わせて、同番組の“迷走”の歴史を振り返ってみたい。
相葉雅紀、『VS魂』視聴率9.0%で暗雲! 「MCはニノがいい」の“高評価”で嵐ファン対立ムード(初出:21年1月17日)
嵐・相葉雅紀が司会を務め、1月3日に初回生放送スペシャルでスタートしたバラエティ番組『VS魂』(フジテレビ系)。嵐の活動休止に伴い、昨年末をもって終了した『VS嵐』の後番組だが、視聴率は2週連続で1ケタを記録してしまった。
相葉の体調不良により、2週目の14日放送回は嵐・二宮和也が代役として収録に参加。一部視聴者の間で「この番組はニノが仕切ったほうが面白いのでは?」という感想も出るなど、初っ端から暗雲が立ち込めている。
相葉雅紀『VS魂』、視聴率6.4%の暗闇……テレビ関係者が語る「戦略ミス」と『プレバト!!』の猛攻(初出:21年2月5日)
『VS魂』(フジテレビ系)が不振を極めている。前身番組である『VS嵐』の最終回スペシャルが世帯視聴率15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)と有終の美を飾ったのだが、その“イズム”を継承するはずの番組に、なかなか光が見えてこない。初回を8.7%でスタートした後、1月21日に6.4%という、スタッフも沈黙するしかなさそうな数字を叩き出してしまった。
そこにはいくつかの要因が考えられるという。 まず、レギュラーメンバーの顔ぶれを挙げるのは業界関係者だ。
嵐・相葉雅紀、『VS魂』視聴率5.8%で“自己最低”を更新! 「ゲームに見応えない」「ジャニーズ弱すぎ」の声も(初出:21年4月11日)
今年1月、昨年まで放送されていた『VS嵐』(フジテレビ系)の後番組としてスタートした『VS魂』。嵐・相葉雅紀がMCを務め、ジャニーズ事務所の仲間たちがレギュラーに加わったが、ネットユーザーからは「『VS嵐』に比べて面白くない」「ゲームがつまらない」などと、否定的な感想も上がっている。そんな中、4月8日放送回では、自己最低視聴率を更新してしまった。
番組開始から3カ月たったが、一部視聴者の間では「『VS魂』はゲームに見応えがない」「この番組のゲームは見ていてつまらない。毎週欠かさず『VS嵐』を見ていたけど、今はもう見てない」「『VS嵐』の頃と違って、若いジャニーズがゲストを置いてけぼりにしている感じ。ファンには面白んだろうけど……」「嵐のチームワークの良さ、空気感が楽しかったけど、今のレギュラー陣はよそよそしさとか遠慮が感じられる」といった、シビアな声も少なくない。
『VS魂』番組名の変更案まで浮上! 嵐・二宮和也が、相葉雅紀は「もうちょっと泳がせてもいい」とアドバイス(初出:21年4月23日)
嵐の相葉雅紀が“キャプテン”を務めるバラエティ番組『VS魂』(フジテレビ系)が4月22日に放送された。
この日の対戦相手となったのは、「チーム魂友達」。相葉をはじめとする「魂メンバー」と親交の深い芸能人が集まってさまざまなバトルを繰り広げた。そんな中、第1ゲーム「ポップンボウラー」前には、対戦相手の平成ノブシコブシ・吉村崇が、「魂メンバーに伝えたい、相葉の生かし方」について話す場面も。
相葉雅紀『VS魂』、リニューアルで視聴率4.8%の右肩下がり! 嵐とフジの「20年の蜜月」にも危機か(初出:21年8月3日)
それは、突然のリニューアルだった。7月15日放送の『VS魂』(フジテレビ系)から、MCの嵐・相葉雅紀をはじめとするレギュラーメンバーがスタジオを飛び出し、ロケ形式によるゲーム企画に挑戦し始めたのだ。
これまでの『VS魂』といえば、スタジオに組まれた大掛かりなセットで戦うゲストとのゲーム対決がメイン企画。『VS嵐』から続く番組コンセプトだったが、リニューアルではスタジオでのバトルを廃止して、レギュラー陣とアンタッチャブル・山崎弘也、そしてゲストがロケVTRをスタジオで見るという形式に変わった。これまでも何度も番組に参加し、ゲームを盛り上げてきた山崎が、魂チームのロケ映像にツッコミを入れる役となっている。
嵐・相葉雅紀『VS魂』が“とんねるず『みなおか』化”!? 「びっくりするほどつまらない」「魂メンバーは頑張ってるのに」嘆き続出(初出:21年8月28日)
嵐・相葉雅紀がMCを務めるゲームバラエティ番組『VS魂』(フジテレビ系)の8月26日放送回に対し、ネット上で「つまらない」と不満の声が相次いでいる。
8月26日放送回の序盤では、東京五輪・競泳チームの入江陵介、中村克、大橋悠依、本多灯がスタジオに出演し、レギュラーメンバーとトークを展開。続けて、藤井&岸チームとよゐこ・濱口優&あばれる君チームによるプールでの対決企画「水中似たものかるた対決」のVTRが5分ほど放送された。
フジ『VS魂』、嵐メンバー共演でも視聴率わずか6.3%の「異常事態」(初出:21年12月20日)
ファン待望、夢のツーショットが実現しても、数字に結びつかなかったようだ。12月16日に放送された『VS魂』(フジテレビ系)の世帯視聴率が6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)であることがわかった。個人視聴率も3.7%と、依然として低空飛行状態を続けている。
この日は、相葉雅紀と松本潤が『VS嵐』の終了以来、約1年ぶりにテレビで共演。ネット上ではファンから興奮の声が続出した。
松本は、公開を控える主演映画『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』の告知を引っ提げて登場。「明日(嵐)5人で飲むのよ」と明かすなど、再始動を待ち望むファンを喜ばせる一幕もあった。
『相葉マナブ』13.0%で国民的番組に!? 『VS魂』4.9%でいよいよ「末期」? 「相葉バラエティ」の明暗(初出:22年2月12日)
日曜夕方のテレビ番組といえば『サザエさん』(フジテレビ系)や『笑点』(日本テレビ系)が挙げられるが、そんな国民的番組に匹敵するほどの人気コンテンツに成長した番組がテレビ朝日にあるという。それが、相葉雅紀による冠番組『相葉マナブ』だ。
「同番組は2013年4月から日曜午後6時の枠でスタートした相葉のロケ番組。『ニッポンを元気に!』をテーマに、相葉が自然薯を掘ったり、信州そばを実から収穫して打つといった内容が好評です。昨年4月からは、30分番組から1時間に拡大されました」(芸能ライター)
2月6日の『相葉マナブ』は世帯視聴率11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人6.8%。1月30日も世帯13.0%、個人7.7%と、かなりのハイスコアを記録している。
さて一方、そんな相葉が同じくMCを務める『VS魂』(フジテレビ系、午後7時〜)はというと、2月3日は世帯5.7%、個人3.5%。1月26日は世帯4.9%、個人3.0%と、いよいよ末期の香りが漂う数字となっている。
嵐・相葉雅紀『VS魂』リニューアル、「相変わらずつまらない」の声多数! 「成功」はわずか26%【ジャニーズファン世論調査】(初出:22年5月25日)
4月28日より番組がリニューアルした『VS魂』(フジテレビ系)。番組名は『VS魂 グラデーション』に変わり、“新章”という位置づけになったとのこと。以前より、視聴者の間では不満の声が上がっていた番組ですが、このリニューアルはどのように受け止められているのでしょうか?
そこで今回、「嵐・相葉雅紀、フジ『VS魂』リニューアルは成功?」をアンケート調査してみました。
『VS魂』は打ち切り検討すら難しい!? フジテレビの3大“問題児”バラエティ(初出:22年7月16日)
フジテレビでは現在、7月期ドラマの『テッパチ!』や『競争の番人』、『純愛ディソナンス』が放送を開始しており、視聴者の間では、各番組の視聴率にも注目が集まっている。しかし、業界内では「フジは夏ドラマより、すでに“お荷物”となっているバラエティを何とかしたほうがいいと指摘されている」(テレビ誌ライター)ようだ。
「このところ、業界関係者の間では“フジが抱える3大問題児バラエティ”について心配する声が少なくありません。まずは嵐・相葉雅紀がキャプテンを務めるゲームバラエティ『VS魂 グラデーション』で、これは嵐メンバー全員が出演していた『VS嵐』の後継番組。2020年末をもって同グループが活動休止となったため、翌21年1月から相葉が『VS魂』として引き継ぎ、今年4月には、『VS魂 グラデーション』にリニューアルしました」(同)
『鉄腕DASH』『VS魂』King&Prince・岸優太の“後釜”は誰? なにわ男子だったら「ファン激怒は必至」(初出:22年11月26日)
King&Prince(以下、キンプリ)から来年5月に脱退することが決まっている岸優太。同じタイミングで脱退する平野紫耀、神宮寺勇太はそのままジャニーズ事務所からも離れ、岸は少し遅れて同秋に退所する方針だが、「単独でバラエティ番組に出演してきたことから、彼の“後釜”をめぐり、早くもファンの間で議論が起きている」(スポーツ紙記者)ようだ。
キンプリは今年11月4日、3人が脱退および退所すること、グループは永瀬廉、高橋海人の2人で継続していくことを発表。岸は、2020年4月から準レギュラーポジションで『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に出演、また21年1月から『VS魂』(現・VS魂 グラデーション/フジテレビ系)のレギュラーメンバーに名を連ねているが、退所に伴い降板するものとみられる。
『VS魂 グラデーション』は今後どうなる?
新春3時間SPが放送され、しかも木村拓哉や小池百合子といった豪華ゲスト陣が集結するところを見るに、フジテレビは現状『VS魂 グラデーション』を打ち切る予定はないのだろう。しかし、いまだ軌道に乗ったとは言い難い状況であるのは確かだ。
特に今年は、King&Princeを脱退、ジャニーズ事務所を退所する岸の“後釜”問題で、ジャニーズファンの紛糾が目に見えているだけに、制作陣はさらに頭を悩ませることとなるだろう。
2023年も、“迷走”は続くと予想される『VS魂 グラデーション』。1日も早くヒット企画が生まれることを祈らざるを得ない。