1月8日にスタートした嵐・松本潤主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』。ジャニーズ俳優・岡田准一演じる織田信長のあるセリフが反響を呼び、Twitterでトレンド入りした。
長澤まさみ主演『コンフィデンスマンJP』シリーズ(フジテレビ系)などで知られる古沢良太氏が脚本を手掛ける同作では、江戸幕府を開いた戦国大名・徳川家康の生涯が新たな視点で描かれるとか。
初回では、今川家で人質生活を送るのちの家康・松平元康(松本)が、今川家の重臣である関口氏純(渡部篤郎)の娘・瀬名(有村架純)と恋に落ち、結婚。子をもうけるなど平穏な暮らしをしていたものの、今川家が織田家に進軍したことをきっかけに一変する……という展開だった。
「織田軍に攻撃されている大高城に兵糧を届けた元康は、主君である今川義元(野村萬斎)が討ち死にしたとの連絡が入ったせいでパニックに。城から逃げ出してしまったんです」(テレビ誌記者)
その後、海辺まで逃げた元康は、追ってきた家臣である本多忠勝(山田裕貴)に「恥ずかしくないのか! 主君などと俺は認めぬ」と一喝され、城に帰還。織田軍が城に迫ってきているという連絡を受け、対応を迫られることになる。
「この織田軍が進撃するシーンでは、馬に乗った信長が登場し、『待っていろよ、竹千代(元康の幼名)。俺の白兎』とつぶやくシーンがありました。このセリフに対し、ネット上では『岡田くんの信長、めちゃくちゃ怖い』『俺の白兎ってワードのインパクトが強烈』など、さまざまな反応が集まっています」(同)
さらに、「山田裕貴から『俺は認めぬ』って言われて、岡田准一から『俺の白兎』って言われる松潤、完全に乙女ゲーの主人公じゃん」「これって完全にボーイズラブ(BL)の構図じゃない?」「BL大河」という指摘も相次いでいる。
「こうしたBL要素を彷彿とさせる展開は、『どうする家康』の前に同枠で放送された小栗旬主演『鎌倉殿の13人』でも話題に。昨年10月16日放送の第39回では、世継ぎができないために側室を取るよう妻・千世(加藤小夏)に進言された源実朝(柿澤勇人)が、『初めて人に打ち明ける。私には、世継ぎをつくることができないのだ。あなたのせいではない。私はどうしても、そういう気持ちになれない』とセクシャリティーを告白。さらに、北条泰時(坂口健太郎)に対して、自らの思いを込めた和歌を送るシーンなども描かれました」(同)
今や、多様なセクシャリティーが描かれることが珍しくなくなりつつある大河。果たして、信長と元康の関係はどのような展開を迎えるのか、今後に注目したい。