• Tue. Jan 31st, 2023

俳優・小野健斗、映画『真・事故物件』が「引っ越すきっかけ」に? 「霊がついていた」心霊体験語る

 昨年2月に公開され、リアルなゴア描写で話題を呼んだ新感覚ホラー映画『真・事故物件/本当に怖い住民たち』。その続編が『真・事故物件パート2/全滅』のタイトルで現在公開中だ。

 「事故物件に住み込み、幽霊をカメラに収めるまで帰れない」という番組企画に参加したアイドルとYouTuberの卵たちが、謎の失踪を遂げた前作。今作では、事故物件を舞台にした恋愛リアリティショーが、想像を絶する鮮血のスプラッター・カーニバルと化す様子が描かれている。

 今回は、1作目に引き続きメインキャストの一人・安藤役を務める俳優・小野健斗さんにインタビュー。映画の見どころはもちろん、プライベートまで語っていただいた。

▼前回のインタビューはこちら

映画『真・事故物件』続編の撮影は「地獄の日々」?

――まずは、続編の制作を聞いたときの心境をお聞かせください。

小野健斗さん(以下、小野) まだ制作が確定していたわけではなかったと思いますが、前作の舞台あいさつのときに、制作サイドから「もし続編をやるならどんな内容にしたい?」と聞かれて、主演の(海老野)心ちゃんが、「安藤を懲らしめたい」と話していたのをよく覚えています(笑)。

 実際にでき上がった脚本を読んだら、今作のほうが役に入り込みやすく、視聴者目線でも、見やすい話の流れになっているんじゃないかなと感じました。

――実際に映画を拝見して、前作よりも安藤の“人間らしい一面”が見られたように思いました。

小野 そうですね。安藤のおちゃめな部分は、現場で「こうしていいですか? ああしていいですか?」という感じで、自分から監督に提案して役を作っていったんです。

――撮影期間はどれくらいだったんですか?

小野 前作と同じように、1週間と少しという、かなりタイトなスケジュールでした。撮影が始まるときにみんなで、「ああ、ここから地獄の日々が始まる」って言いながら……(笑)。

 1作目は、本物の事故物件のような雰囲気のあるアパートで撮影をしたので、待機中もなんとなく気味が悪かったり、結構つらかったんですけど、今回はスタッフさんのお宅を使用したので、だいぶ撮影がしやすかったです。アットホームな現場でした。

――引き続き出演されているのは、小野さんと海老野さんのお二人だけですが、現場ではどんなお話をされましたか?

小野 心ちゃんは撮影日数が短かったんですが、ちょうど最終日に20歳の誕生日を迎えて。血だらけになりながら20歳の誕生日を過ごすなんて、「絶対忘れられない」って言ってましたね(笑)。

――今作では、小野さんも血まみれになるシーンがありましたが、撮影で一番大変だったことはなんですか?

小野 真夏の撮影だったので、役者もそうですけど、スタッフさんたちも大変そうだなと思いましたね。家庭での撮影だったから、機材をたくさん使うと、ブレーカーが止まっちゃったりするんですよ。エアコンをつけられなかったので、現場はサウナ状態でした。

――ホラー作品の撮影というと、オカルト現象も起きるとよく耳にします。前回取材させていただいた際、映画の撮影後に自宅で金縛りにあったともおっしゃっていましたが、今回の撮影はいかがでしたか?

小野 実は僕、前作の撮影後に霊媒師さんに自宅へ来ていただいて、除霊をしてもらったんですよ。どうやらビルの立地的に磁場の影響を受けやすく、僕自身もともと霊を引き寄せやすい体質だったこともあり、霊がついていたみたいで……。除霊後は、家の中の空気が変わったし、明らかにラップ音も減りました。

 だけど、そのままそこに住み続けるのは嫌だなと思い、引っ越したんです。そうしたら、「こんなに静かな家ってあるのか」ってくらい静かで(笑)。「住みやすいってこういうことか」と日々実感しています。だから、ある意味、この『真・事故物件』シリーズが、僕に引っ越すきっかけをくれたんです(笑)。

 今回の続編では、ラブホテルで撮影したシーンがあるんですが、そのホテルの部屋は、あんまり長い時間居たくないような、ちょっと嫌な雰囲気がありました。でも、実際に何かが起きたとかはありませんでしたね。

――この2作に出演してみての感想をお聞かせください。

小野 すごい不思議な撮影現場でした。ホラー作品への参加はこれが初めてだったので、「こうやって撮っていくんだ」という発見がありましたし、新鮮でした。

 今回、口の中に血のりを入れて、血を吐くシーンがあるんですが、一発本番で撮ったんです。舞台と映像の見せ方って違うし、タイミングの取り方も変わってくるので、今思うと、もっとお風呂の中で練習すればよかったなって思います(笑)。

――この作品と安藤という役に出会って、ご自身の俳優観に変化はありましたか?

小野 今33歳なんですが、10代の頃からいろいろなプロデューサーの方に、裏があるサイコパスな役を演じたほうがいいよって言われていたんです。だから、今回安藤を演じることになり、「やっときたか!」と思いましたし、演じていてすごく楽しかった。特に今作では、安藤を演じる上で、周りの人をムカつかせるような芝居を意識していたんですが、共演者のみなさんから「ムカつくんだけど」と言われて、うれしかったですね(笑)。

 また、前作を見たファンの中には、「今まで演じた役の中で一番好き」という感想をくださった方もいました。たくさん見てくださった方がいたおかげで、こうして続編が制作されることになり、役者として貴重な経験をさせていただきました。これからも、役者としての幅をどんどん広げていきたいです。

――昨年も、映画に舞台にご多忙だったと思いますが、プライベートではどのような息抜きをされていますか? 前回はゴルフが趣味とおっしゃっていましたが……。

小野 今一番力を入れているのは、ダーツ。プロのライセンスを取ろうかなと思っていて、結構トレーニングしています。もともと、仲のいいプロのダーツプレイヤーがいて、その人と遊びで投げさせてもらっているうちにハマりました。集中力が鍛えられますし、駆け引きもあるから面白いんですよ。この前も、プロの大会を見に行きました。

 僕もアマチュアの大会出たことがあるんですけど、腕前はまだまだ。舞台などで緊張には慣れてるはずなのに、やっぱり投げる前はめちゃくちゃ緊張する。でも、性別問わずできるスポーツですし、面白いですよ。

――どれくらいの頻度で練習されているんですか?

小野 大体週に3回は投げていますね。体はもちろん頭も使うので疲れるんですが、いい息抜きになっています。ライセンスを取得するには実技試験と筆記試験があって、今はひとまず合格することが目標です。

――仕事だけじゃなく、趣味にも全力の小野さんですが、そのパワーの源は?

小野 単純に、「やりたい」という気持ちです! そのために、仕事を頑張らなくちゃとも思いますし。「欲しい車があるから、そのために働く」みたいな感覚と一緒です。

――では最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いいたします。

小野 今回の『真・事故物件パート2/全滅』は、1作目よりグロテスクな表現や怖さがパワーアップしていますが、物語には入り込みやすいはず。特に女性は、主演の窪田彩乃ちゃんと、前作から引き続き出演する心ちゃんの姿に感情移入できるポイントが多いと思いますので、怖いシーンには目をつぶりつつ(笑)、映画館のスクリーンで楽しんでいただきたいです。僕が演じている安藤のバックボーンにも注目ですよ!

 

映画『真・事故物件/本当に怖い住民たち』(配給:TOCANA)

ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿シネマカリテ他、全国ロードショー中!

公式サイト:https://shin-jiko.com/