1月19日、フジテレビ系「水曜10時」枠で竜星涼主演の連続ドラマ『スタンドUPスタート』が放送を開始し、初回世帯平均視聴率4.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。数字面では厳しい滑り出しとなった一方、ネット上では「ニーニーの後遺症」に悩まされている視聴者もいるようだ。
同ドラマは漫画家・福田秀氏が「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の同題原作を実写化。「人間投資家」を名乗る主人公・三星大陽(竜星)がさまざまな事情を抱えた“訳アリ人材”に投資していくビジネスストーリーだ。第1話では、メガバンク・みその銀行から左遷された林田利光(小手伸也)が大陽と出会い、「起業家と銀行のマッチメーカー」としての起業に踏み出す姿などが描かれた。
「フジの『水曜10時』枠は昨年4月に新設され、同クールの作品の初回視聴率は、『ナンバMG5』(間宮祥太朗主演)が6.6%、同7月クールの『テッパチ!』(劇団EXILE・町田啓太主演)が7.6%、同10月クールの『親愛なる僕へ殺意をこめて』(Hey!Say!JUMP・山田涼介主演)が4.5%をマーク。つまり『スタンドUPスタート』は、初回視聴率ワーストを更新してしまったんです」(芸能ライター)
とはいえ、ドラマを視聴したネットユーザーの間では「楽しく見られるドラマ」「テンポもイイ感じ」「原作のおかげかストーリーも安定してる」「これからどんどん面白くなりそう」など、好評を得ている。
「大陽の兄で財閥系企業・三ツ星重工社長の座に就いている大海役の小泉孝太郎、兄弟の叔父で同社副社長・義知役の反町隆史など、竜星以外のメインキャストも豪華なので、今後に期待する視聴者は少なくありません」(同)
一方、竜星といえば昨年4~9月放送のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインの兄「ニーニー」こと比嘉賢秀役を演じていた。同ドラマはストーリーや登場人物たちの言動が不評を買い、特にニーニーは、劇中幾度となくトラブルを起こす“ハチャメチャ”なキャラクターで、「視聴者からあきれられる存在」(同)だったという。
「そんな竜星が主演を務める『スタンドUPスタート』ですが、ネット上には『今回は魅力的なキャラクター!』『ニーニー役はハズレだったから応援したい』と好意的な声が寄せられています。ただ、『いまだにニーニーのイメージが抜けない』『ニーニー後遺症を抱えてる』『画面に映るたびに、また何かやらかす! 出てこないで! って思うようになってしまった』『早くニーニー後遺症を克服したい』といった書き込みもみられ、竜星自身も今後の俳優人生のために、今回のドラマでニーニーの印象を払しょくしたいところでしょう」(同)
まだ始まったばかりの『スタンドUPスタート』。視聴率とともに、竜星のイメージもアップしていってほしいものだ。