• Sat. Jan 28th, 2023

ローソン、セブン、ファミマの「冷凍食品」を管理栄養士が選定! ”ひとり宅飲み”にピッタリなおつまみメニューは?

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

"ひとり宅飲み"にはコンビニ冷凍食品がおすすめ!

 各コンビニが独自に展開している「冷凍食品」は、各社の個性が光る商品の一つ。ズボラ飯にも欠かせないアイテムですが、今回はローソン、セブン-イレブン、ファミリーマートといった3社の冷凍食品から「酒のおつまみ」におすすめな商品を猪坂先生に選定してもらいます。

――家でひとり飲みをしていると、おつまみを用意するのが面倒……なんて時もあるのですが、アルコールだけを摂取するのはあまりよくないですよね?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) そうですね。アルコールには、脳の神経細胞を麻痺させる働きがあります。空腹状態でお酒をたくさん飲むと、アルコールによる刺激で胃腸の粘膜が荒れる恐れがあるんです。

 それだけでなく、お酒が急激に吸収されて血中のアルコール濃度が高くなると、頭痛や吐き気を引き起こしたり、重症になると意識混濁、昏睡、嘔吐、低血圧などにつながったりすることもあります。

 そのため、お酒を飲む際は、おつまみを一緒に食べることで、アルコールが血中へ急激に移行してしまうのを防ぐ必要があるのです。

 ひとりで"宅飲み"したいときは、コンビニの冷凍食品を活用するといいと思いますよ! 量もちょうどいいし、チンするだけでおいしいおつまみが完成するので手間要らず。今回はローソン、セブン-イレブン、ファミリーマートそれぞれのおすすめおつまみを紹介していきます。

管理栄養士が選ぶ、おつまみにおすすめのローソン冷凍食品

おつまみ冷凍食品(1)「海老とあさりのアヒージョ」(408円/税込、以下同)

――ではさっそくローソンの冷凍食品からおすすめの商品を教えてください。

猪坂 アルコールとの相性がいいと感じたのは「海老とあさりのアヒージョ」です。あさりなどの貝類や海老には、タウリンというアミノ酸が含まれています。タウリンは、アルコールの解毒作用を担っている肝臓の働きを強めてくれる作用が期待できるので、お酒のおつまみとして食べるのにおすすめです。

 アヒージョはもともとスペイン料理ですので、ワインなんかとも相性が抜群ですよ。

おつまみ冷凍食品(2)「バルサミコソースで食べるローストポーク」(354円)

猪坂 お次に紹介したいのが、フランス産の豚肩ロース肉を、低温でじっくりと加熱したローストポークです。

 ローストポークは調理の際に余分な油を使用しないため、低脂質。油っぽいおつまみをつい食べ過ぎてしまい胃がもたれがち……という人には特におすすめできますね。

 さらに豚肉には、アルコールを飲むことで消費されるビタミンB1が豊富に含まれているため、その補給に役立ちます。

おつまみ冷凍食品(3)「7プレミアム タンドリー風チキン」(289円)

――次はセブン-イレブンのメニューを見てみましょう。

猪坂 セブン-イレブンの冷凍食品でまずおすすめしたいのは、13種類のスパイスが使用されたタンドリー風チキンです。

 鶏肉には、体内でタウリン(肝臓の機能を高めるアミノ酸)の材料となるメチオニンが含まれており、肝臓を保護する作用が期待されています。

 脂質も少ないので比較的低カロリーである点もうれしいポイントですね。鶏のメニューだと唐揚げも人気ですが、夜食べることを考えると、体のためには脂質を抑えたほうがいいのではないかと思います。

おつまみ冷凍食品(4)「7プレミアム 砂肝焼き」(300円)

猪坂 お次は少し渋めなおつまみ「砂肝焼き」です。直火焼で風味豊かに仕上げられた砂肝に、焼いたにんにくが丸ごと入っているということで、香りからして食欲をそそります。

 砂肝は味もおいしいですが、アルコールを分解する酵素の材料となるたんぱく質を補うことができる食材なので、おつまみにピッタリ。さらに、にんにくはビタミンB1の吸収率を高める「アリシン」の摂取にも役立ちます。ビタミンB1はアルコールを飲むと大量に消費されてしまうため、こういった食品から栄養を摂り、ビタミン不足を防止していくと良いですね。

管理栄養士が選ぶ、おつまみにおすすめのファミリーマート冷凍食品

おつまみ冷凍食品(5)「ふんわり玉子と豚肉ときくらげの炒め物」(395円)

――最後はファミリーマートの冷凍食品からおすすめの逸品を教えてください。

猪坂 おつまみとしても、おかずとしても優秀だなと感じたのが「ふんわり玉子と豚肉ときくらげの炒め物」です。玉子や豚肉、きくらげ、たけのこ、にんにくの芽など、豊富な具材が入っていて、栄養バランスもGOOD。

 卵にはメチオニン(肝臓を保護する作用が期待されている成分)が、豚肉やきくらげにはビタミンB1(アルコールを分解するときに消費されてしまう成分)が含まれているので、お酒のおつまみにもってこい。

 「肉だけ」「野菜だけ」ではなく、たんぱく質と野菜類をどちらバランスよく摂取できるという点が素晴らしいと思います。

おつまみ冷凍食品(6)「チーズと食べる!辛旨タッカルビ」(335円)

猪坂 最後におすすめしたいのが、韓国料理の「タッカルビ」です。韓国料理は味付けも濃いめで、辛味もあって、アルコールがすすんじゃいますよね。

 このメニューはメイン食材の鶏肉のほかに玉ねぎ、にんじん、チーズなどが、ピリ辛ソースで味付けされています。

 鶏肉には、肝臓の保護に役立つ「メチオニン」が、チーズには「オルニチン」が含まれています。オルニチンはシジミなどに多く含まれているアミノ酸で、肝臓の働きを助けてくれるとして有名な成分です。

 オルニチンの効果はそれだけでなく、お酒をよく飲む人の疲労感やストレスを改善してくれるという研究もあるため、アルコールを日常的に摂取している人は、特に積極的に摂るように心がけてみましょう。

 ただしチーズには脂質も多く含まれているため、大量に食べるのは禁物ですよ。

 アルコールによって胃の粘膜が受ける刺激を緩和してくれるのが「おつまみ」です。さらにアルコールが腸へ移動するのを遅らせることで、血中アルコール濃度の急激な上昇も避けることができます。

 今回紹介した冷凍食品をおつまみとして活用することで、おいしくお酒を楽しんでいきましょう。

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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