個々でタレント・俳優業を続けながら、「新しい地図」として、ともに音楽活動などを行っている元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾。昨年12月からはファンクラブ会員限定イベント『NAKAMA to MEETING_Vol.2』がスタートし、今年5月末までに東京、大阪、福岡、愛知、北海道の5都市を巡る予定だ。1月19日に大阪城ホールで開催された昼公演では、古巣・ジャニーズ事務所の後輩であるKinKi Kids(以下、キンキ)の楽曲が流れる場面があり、会場のファンを喜ばせたという。
2017年9月8日をもってジャニーズ事務所を退所し、同22日に共同の公式ファンサイト「新しい地図」を立ち上げた3人。昨年9月で再始動から5周年を迎え、3年8カ月ぶりとなる有観客イベント開催が実現した。同12月14、15日の東京・国立代々木競技場第一体育館公演をめぐっては、3人が元SMAPメンバー・中居正広に“エールを送ったのではないか”と、ファンの間で話題に。
中居は昨年夏頃から体調不良が続き、11月4日には公式サイトを通じて1カ月ほど活動を休止すると発表。12月に入り、年内は静養に専念すると報告したため、各方面で心配の声が上がっていた。
「そんな中、『新しい地図』のファンミーティングで、お客さんに青色のサイリウムが配られたんです。青はSMAP時代の中居のメンバーカラーとあって、ファンの多くは、偶然ではなく、意図的なものだと感じたようで、『サイリウムが中居くんカラーの青で泣いた』『きっと3人からのエールだよね』と感激していました」(芸能ライター)
なお、中居は今年に入ってKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔がパーソナリティを務めるラジオ『藤ヶ谷太輔 Peaceful Days』(ニッポン放送、1月7日放送)にサプライズ出演し、以降はテレビのレギュラー番組にも徐々に復帰。かたや、「新しい地図」ファンミーティングの大阪公演(1月18~19日)では、サイリウムの色が青からピンク系の色に変わったという。
「当初より会場ごとに色を変えると決まっていたのか、中居の活動再開をきっかけに、別のカラーに切り替えたのか……。そもそも、ファンの推測が正しかったのかどうか、『新しい地図』サイドは言及していません。ただ、単なる偶然だったとしても、あのタイミングで会場が青いサイリウムで埋め尽くされたことは、ファンにとって、3人と中居のつながりが感じられる、良い思い出になったのでは」(同)
さらに、大阪公演の2日目(1部)では、メンバーやファンもビックリするような、まさかの出来事が起こったとか。ネット上のファンのレポートによると、3人がTikTok用の動画を撮影するコーナーで、突如、キンキのデビュー曲「硝子の少年」(1997年)のサビ部分が、会場内に響き渡ったそうだ。
Twitter上では、「TikTokのBGMをつける時に『Stay with me~』と流れて、慎吾が『なんで「硝子の少年」なんだよ!』とツッコんでた。SMAPとキンキがコラボレーションしたみたいで、うれしかった」「ファンミ会場で『Stay with me~♪』が聞けると思わなかったし、慎吾から『硝子の少年』ってワードを聞けるとも思わなかった」「うれしいハプニングでテンションMAXになった」と歓喜する声が複数見受けられる。
「キンキは、昨年7月にCDデビュー25周年を迎えました。これを記念し、過去にリリースしたシングル全46作のタイトル曲・計54曲が、今年1月18日にTikTokで解禁されたんです。同日、彼らが所属するレコード会社・Johnny's Entertainment Recordのサイトでも、『最新曲から過去の数々の人気楽曲まで、KinKi Kidsの楽曲を使って是非TikTokに動画を投稿して下さい!』と告知していました。香取のリアクションを見るに、3人はキンキの曲がTikTokで使用可能になったとは知らなかったのでしょう」(同)
キンキといえば、デビュー前にSMAPのバックダンサーを務めていた時期があり、ファンも長らく両者の関係性を温かく見守ってきた。今回は図らずも「硝子の少年」の一部パートが流れたようだが、ファンは「キンキの楽曲がTikTokで配信されたばかりだから、BGMの選択リストにあったのかも」「キンキがTikTokに楽曲を解禁したのは前日? 奇跡的すぎた」と大興奮していたのだった。
こうして毎回、さまざまな方面でNAKAMA(ファンの呼称)を楽しませている「新しい地図」のファンミーティング。次は2月25、26日に再び東京・国立代々木競技場第一体育館に戻り、福岡、愛知、北海道へと場所を移して開催される。最後までトラブルなく、無事に完走することを願いたい。