妻夫木聡が主演を務める日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)の第3話が1月22日に放送され、世帯平均視聴率10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。3週連続で2ケタをキープする好調ぶりを見せる中、ネット上ではあるシーンに「胸クソ悪い」などと苦情が相次いでいる。
『TRICK』シリーズ(テレビ朝日系)などの堤幸彦氏が演出を手掛ける同作は、法外な治療費と引き換えに患者の命を救う闇医者チームを描いた1話完結の医療ドラマ。パティシエでもある天才執刀医・波佐間永介(通称・エース)を妻夫木が演じるほか、仮面をつけてオペ患者に接触する交渉人・下山田譲(ジョーカー)を藤原、凄腕オペナース・依田沙姫(クイーン)を松下奈緒が演じる。
※以下、『Get Ready!』第3話のネタバレを含みます
第3話では、闇医者チームに延命を依頼した患者・安達祐樹(杉本哲太)が、次々と殺人未遂を起こす事件が発生。祐樹の娘・未来は、過去、「女子高生暴行殺人事件」で当時17歳だった少年グループに殺害されており、犯人が全員出所したタイミングで復讐に燃えるのだった。
だが、事情を知っているエースたちは、祐樹がナイフで加害者を刺すたびに事件現場へと向かい、緊急オペにより加害者たちの命を救っていく……という展開に。
ネット上では、「杉本哲太さんの迫真の演技がよかった!」「2話までとは違ったパターンの話で楽しめた」と好意的な声がある一方で、未来が少年たちに暴行された揚げ句、悲鳴を上げながら穴に埋められるシーンに対し、「午後9時台のドラマで、こんなシーンはやめてほしい」「たまたまテレビつけたら見てしまい、食欲が失せて気分が悪くなってしまいました」などと苦情が続出している。
「第2話までは、下山田と怪しい占い師・POC(三石琴乃)のコミカルなやりとりや、下山田が息子を裏口入学させるために、なぜか生きたウナギを持参して学校の理事長の元を訪れるなど、堤作品らしいシュールなギャグシーンが散見されたものの、第3話はPOCの登場もなく、全体的にシリアスな印象。そんな中、前半で登場した未来の殺害シーンがあまりにもむごたらしかったため、視聴を中断した人も少なくなかったようです」(テレビ誌記者)
殺害シーンが物議を醸している同作だが、第3話では俳優の鈴木亮平がサプライズ登場。放送後、鈴木の公式Twitterアカウントで、スタッフが「告知できずすみません! 気づきましたか??」と投稿すると、「突然出てこられたので、びっくりしました!」「あとでTVerで確認します!」との反応が寄せられた。
「妻夫木、藤原、鈴木は、全員がホリプロに所属しており、同事務所の売れっ子俳優が集合した格好です。ちなみに、天才ハッカー役で出演している日向亘や、大病院の院長兼理事長役の鹿賀丈史もホリプロ。鈴木は“謎の運び屋”という役名ですが、第3話のラストで不敵な笑みを浮かべる様子から、今後、物語に深く関わってくる可能性もありそう。ネット上では『殺害シーンで気分悪くなったけど、鈴木亮平が出るなら来週も見る』と宣言する声もあり、視聴者の興味を引いているようです」(同)
ホリプロ看板俳優たちの演技がぶつかり合う『Get Ready!』。鈴木の登場で、ますます盛り上がりを見せそうだ。