連続ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)の第2話が1月24日に放送され、世帯平均視聴率は6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。女優・広瀬すずとKing&Prince(以下、キンプリ)の永瀬廉が共演する同作の第1話は、8.0%を記録。2話目にして数字を落とした中、脚本を手掛ける北川悦吏子氏や、TBSプロデューサー・植田博樹氏のツイートが注目を集めている。
今作で、本格的なラブストーリーに初挑戦している永瀬。『ロングバケーション』(フジテレビ系、1996年4月期)や『ビューティフルライフ』(TBS系、2000年1月期)など、伝説的恋愛ドラマを担当した北川氏の“完全オリジナル脚本”とあって、放送前から話題を呼んでいたが、視聴率は1ケタ台に留まっている状態だ。
「視聴率面では苦戦を強いられている同作ですが、見逃し配信の数字は好調のようです。1月25日、ドラマ公式Twitterは『第1話見逃し配信の再生回数 TBS火曜ドラマ歴代トップを獲得』(原文ママ、以下同)と報告。同日午後6時現在、TVerのドラマランキングでも『夕暮れに、手をつなぐ』は1位になっています。なお、24日放送の第2話には、仮面をつけた人気アーティスト・マンボウ役で、NEWS・増田貴久がサプライズ出演。話題性は十分ですから、3話の視聴率に期待が高まります」(ジャニーズに詳しい記者)
その一方で、同ドラマをめぐっては、制作陣とごく一部のキンプリファンによる“場外乱闘”が勃発している。先日は、とあるキンプリファンのツイート(現在は削除済み)に、脚本の北川氏とプロデューサー・植田氏がTwitter上で反論する事態となった。
事の発端は、句読点が入っている関係で、SNSにおいては正式名称でハッシュタグを使えない……というドラマタイトルに関する指摘。すると、北川氏は1月22日に「私は、SNSで話題になるために、シナリオを書いているわけでも、タイトルをつけているわけでもありません。しかし、あなたの言っている事もわかります。こういうことがわかっていて、このタイトルを通してくれた、作品ファーストのTBSとプロデューサーに感謝しています。ドラマのTBSの矜持です」(以下同)と当該投稿を引用ツイートする形で言及した。
続けて、植田氏が北川氏のツイートを引用しつつ、「本当は『、』が入ってる方が良いですよね。Twitterのタグより、日本語の風情を選択しました。Twitter社も『、』の持つ意味を理解して欲しいですけどね」とコメント。もとのツイート主の名前を書いた上で、「ご意見は承りました。ご視聴ありがとうございます」とお礼の言葉を述べた。
北川氏や植田氏のリプライ(返信)、引用ツイート欄を見ると、「そんな穿った見方をする人の声は承らなくていい」「自分は『、』の入ったタイトルが好き」「ハッシュタグはみんな好きに使っていますし、ツイートを取り上げる必要はないですよ」と多くの人々は制作サイドの見解に賛同している。
ところが、14.9万人ものフォロワーを抱え、影響力のある北川氏が一般ユーザーのツイートを“晒し上げた”格好となっただけに、「一般の人がツイートしたことをスルーするスキルはないの? 晒し者にして、共感を得ようとするのはどうかと思う」「あくまで1人の意見なのに、作家が喧嘩腰。自分と合わない人間を吊るし上げたいだけなんだろうな」とあきれた反応も見受けられた。
「北川氏は、これまでにもTwitter上での自由奔放な発言が物議を醸し、何度も炎上騒ぎを起こしています。かたや、一部キンプリファンは『夕暮れに、手をつなぐ』をきっかけに植田氏も“要注意人物”としてマークしたようです。初回放送後、植田氏はTwitter上でドラマのテーマを明かしつつ、『#すずれん劇場さいこおっ』とのハッシュタグを使用。広瀬と永瀬をひと括りにしたことで、キンプリファンは『タグが気持ち悪い』『不快すぎる』と嫌悪感をあらわにしていたんです。これと関係があるのかはわかりませんが、植田氏は後に当該ツイートを削除しました」(同)
とはいえ、植田氏は1月22日にも「すずれん、凄いんだよな。本当に、キャストスタッフ、色々、俺以外は凄いんだけど やっぱり、すずれん、凄すぎる」と“すずれん”呼びで広瀬と永瀬をベタ褒め。2話が放送される24日の午前4時台にも「正直、いろいろきついスケジュールになっている。でも、すずちゃんも廉君も、現場でつらい表情は絶対に見せない」と称えた。
そして、同日午前6時台になると「こんなに役者の皆さんがスタッフに愛されている現場は稀有だと思うし、この役者たちの頑張りと名誉を汚す人には闘いますよ」と宣言。作品や出演者を守る姿勢を示した。
そんな中、キンプリファンが、永瀬は「1人で抱え込みすぎてしまうところがある」ため、助けてあげてほしいというメッセージを送ると、植田氏は「彼が本当は繊細で、色んなことを抱えているはずなんだけど、現場ではそんな屈託は一切見せない。だから守らなきゃと思っているし、この現場が楽しいから、いろんな勇気と自信につながればいいなと心がけています。だって、いとおしいんだもんね」と返信している。
キンプリといえば、今年5月22日をもって岸優太、神宮寺勇太、平野紫耀が脱退し、以降は永瀬と高橋海人による2人体制になる。「色んなことを抱えているはず」という一文は、こうした体制の変化による永瀬の心労を懸念しているのかもしれないが……。
「一部では、『心配している中にメンバー脱退の件は含まれてないですよね? もしそうなら、ドラマのプロデューサーが口を出すことではないから、本当にやめて』『闘うだの守るだの言ってるけど、「#すずれん劇場さいこおっ」というタグを考えてファンを煽るのがあなたの仕事?』『プロデューサーは何様? ドラマが終わったら二度と関わらないでほしい』と噛みつくファンの声も見受けられます」(同)
北川氏、植田氏ともにネガティブな意見はひとまず受け流し、ドラマが終わるまで、波紋を呼ぶような書き込みは避けるべきなのかもしれない。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン