X JAPANのリーダー・YOSHIKIがプロデューサーを務めるボーイズグループ発掘オーディション企画『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』。その模様を追った同名ドキュメンタリー番組(Hulu)の更新が突然ストップしたことから、困惑する視聴者が相次いでいる。
同オーディションは、日本テレビがYOSHIKIにオファーしたことから、昨年2月に始動。“世界で活躍するボーイズグループ”のメンバーを発掘するため、日本テレビの情報番組『スッキリ』と同局バラエティ番組『行列のできる相談所』によるバックアップのもと、参加者を募っていた。
「オーディションの進行状況は、動画配信サービス・Huluで配信されていますが、昨年12月24日配信分を最後に、突然更新がストップしてしまったんです。昨年11月には、同オーディション合格者のYOSHIさんが交通事故で急逝するという悲しい出来事があり、YOSHIKIを含む関係者の衝撃も大きかった。このことで企画が一時中断している可能性もありますが、日テレ側から説明がないため『Huluは有料サービスなんだから、視聴者に一言あってもいいのでは?』と不満の声も見られます」(芸能記者)
当のYOSHIKIは、HYDEらと結成した自身のバンド・THE LAST ROCKSTARS(ザ・ラスト・ロックスターズ)のデビューツアーが本日26日よりスタートする。
東京を皮切りに、来月には米ニューヨークやロサンゼルスでも公演を行うワールドツアーで、YOSHIKIはこのところ、公式SNSで同バンドに関する投稿を連投。24日には、同バンドの新曲「SHINE」の一部を動画で配信したほか、25日には「毎日、練習につぐ練習。。明日から@LAST_ROCKSTARS のツアーが始まる」とつづり、上半身裸でドラムの練習をする姿を公開した。
新バンドの記念すべき初ツアーとあって、バンド活動に集中するのは当然のこと。しかし、一部ネットユーザーからは「オーディションに興味なくなってる」「オーディション放置かよ」といった批判も上がっているようだ。
「『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』は、審査通過者としてダンス&ボーカル担当の8人と、楽器担当の3人が現時点で残っていますが、この全員がデビューできるのか、はたまた脱落者が出るのかなど、はっきりしない状況。このほかにも曖昧な点が多く、ファンをヤキモキさせているんです」(同)
そんな中、同オーディションの公式SNSは今月23日、ダンス&ボーカル通過者である丸尾隼、藤岡孝成、河野翼の写真とともに、「Training.」と投稿。どういったトレーニングであるかは不明だが、「一応、何かしら動いていることがわかって安心した」と安堵したファンも多いようだ。
なお、YOSHIKIといえば、2016年にも「世界に向けた新たなビジュアル系ガールズバンド・Lady’s X(レディースエックス)」をプロデュースすると宣言し、やはりオーディションを実施。当時、情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)が完全密着していたものの、17年5月にYOSHIKIが頸椎(けいつい)人工椎間板置換手術を受けたあたりから、うやむやになった過去がある。
「結局、Lady’s Xは密かに結成されていたようですが、いまだにデビューしたという話は聞きません。そんな前例から、今回のオーディションも当初『またYOSHIKIに放置されるのでは?』と心配されていました。ただ、同プロジェクトにはコカ・コーラがスポンサーについていることもあって、日テレとしては何があってもデビューさせるでしょうね。もしかしたら、すでに予定していたスケジュールが、YOSHIKIの都合で後ろ倒しになっている可能性もありますが……」(同)
『スッキリ』がこれまでバックアップしてきたオーディション企画『Nizi Project』や『THE FIRST』と比較すると、若干盛り上がりに欠ける印象の『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』。そんな『スッキリ』も3月に終了してしまうが、果たして彼らは無事に世界デビューできるだろうか。