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  • 土. 7月 27th, 2024

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山本圭壱と結婚した西野未姫が、「超年上婚は得なし」という決めつけを覆したワケ

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。

<今回の有名人>
「メンタルもすごい落ち着きました」西野未姫
『あちこちオードリー』(2月1日、テレビ東京系)

 「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」。この日本国憲法第24条第1項は有名だが、実際問題、わが子や親せきの子などが結婚するとなると、その相手について、一言口を挟みたくなるのが人情というものではないだろうか。

 元AKB48・西野未姫(23)が、31歳年上のお笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱(54)と結婚した。もし私の親しい間柄の若い子が、西野と同じように超年上の男性と結婚したいといったら、「やめておけ」と言ったと思う。

 私には、周囲の反対を押し切って、年の差婚をした友人が何人かいるが、結婚して何年かたつと、彼女たちはたいてい「老いが我慢ならない」と言い出す。50代のうちはまだ若いものの、もっと年を取ると、夫側の見た目や性的な能力はどうしても衰える。

 性格も頑固になったり、怒りっぽくなったりと扱いづらくなることも珍しくない。年を取っているから、介護だって始まるのが早い。自然の摂理からいえば、亡くなるのは超年上夫のほうが早いはずで、莫大なお金を残してくれるのならともかく、そうでないのなら、超年上夫との結婚には得はないと思ってしまうからだ。

 しかし、2月1日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)を見て、超年上婚でも、ネガティブな決めつけはよくないな、西野はいい結婚をしたんだなと感じた。

 同番組で、西野は山本との結婚までのいきさつを語っていた。極楽とんぼが売れている頃にまだ生まれていなかった西野は、山本のことをほとんど知らなかったそうだ。山本は西野に地道なアプローチを繰り返し、例えば、西野が使っているLINEスタンプを自分も買って返信するなどしていたそうだが、彼女は「何なんだろう、このオジサン」と思っていたという。しかし、山本に経済的余裕があることに加え、西野の仕事を気に掛けてもらっているうちに、彼に対して、居心地の良さを感じるようになったそうだ。

 それでも、西野の友達は「やめなよ!」と交際に猛反対。そんなとき、西野は「軍団山本の会」に招かれる。ロンドンブーツ1号2号・田村淳、品川庄司・庄司智春、ココリコ・遠藤章造、ペナルティ・ヒデがメンバーで、西野はまだ山本と交際を決めたわけでもないのに「姉さん」呼びされ、今すぐ結婚するかのような空気になったそう。しかし、西野は驚きつつも、「山本さんがこんな後輩に愛されている姿を見て、スゴイな」と思ったそう。こうして交際が始まるが、西野いわく、2人で過ごす毎日が楽しく、「この人と結婚するのは確かだ」と感じられたという。

 そんな西野の話を受け、番組司会のオードリー・若林正恭は「最近、すごいいい顔になったよね」と言っていたが、私も同じことを思った。たいぶ前のことになるが、バラエテイ番組で目立とうと思ったのだろう、西野が空回りしている姿を何度か見たことがある。しゃべる時に顔周りで手をひらひらさせ、クセのあるしゃべり方をしていた。それでウケていればいいのだが、誰かの二番煎じのようで笑いは取れず、本人が焦ってさらに空回りして、見ていられなかった記憶がある。

 同番組の共演者・今田耕司も、西野の頑張りにモロさを感じていたようで、「そんなに頑張らんでも……」「今日収録終わって、家に帰ったら落ち込むんちゃうかな」「体形も安定しない。あれ、だいたいタレントさんの病んでるときのバロメーター」と心配していたそうだ。

 一方の西野も、自身が病んでいたことを認め、「(山本と結婚して)顔が優しくなったねとか、柔らくなったねって言われるようになって、メンタルもすごい落ち着きました」と言っていた。

 芸能界のような人気商売は、「他人にウケたい」もしくは「他人にウケる自信がある」人の集まりといえる。その分、他人の評価や世論に敏感でないと務まらないのだろうが、かといって敏感すぎると自分のメンタルが壊れてしまう。お金なら働けばどうにかなるかもしれないが、いくら大金を積んでもメンタルの安定は手に入らないことから考えると、西野は結婚で、ものすごい宝を得たのではないか。

 ひと昔前なら、お金を持っている人と結婚した女性芸能人こそが「勝ち組」という空気があったが、今はそういう玉の輿に乗った女性がもてはやされる時代でもないだろう。メンタルが安定すると、生活のささいなことでも幸福を感じられるようになるので幸福感が増し、それが仕事にもいい影響を及ぼすような気がする。

 新婚時代の幸福がずっと続かないのが結婚生活の機微といえる。あまり長続きはしないように思うが、それで離婚したとしても、後ろ指を指される時代でもない。誰かを陥れるような、心がささくれるニュースばかりの昨今、西野には“幸せキャラ”として輝いてほしい。


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By Admin