4月に東京・新橋演舞場で上演されるSnow Man主演舞台『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』の出演者が発表され、「タッキーを批判した」ジャニーズJr.が含まれているとして、ファンの間で波紋が広がっている。
同作は、2006年に滝沢秀明氏が主演、故・ジャニー喜多川氏が作・構成・総合演出を手掛けた舞台『滝沢演舞城』から派生したもの。18年に滝沢が芸能界を引退したため、19年からはSnow Manが主演を引き継ぎ、滝沢氏は演出を担当していた。
しかし、滝沢氏が昨年10月末でジャニーズ事務所副社長およびジャニーズアイランド社長を退任し、同社を離れたため、彼が12年間演出を務めてきた『滝沢歌舞伎』は今年が最後となる。
また、今年は主演のSnow Manが初めて演出も担当。2月8日に都内で行われた製作発表記者会に出席したリーダー・岩本照は、「これまで出演してきたからこそ、作れるものを届けたい。古き良きところと新しい部分を融合させて、『滝沢歌舞伎』を初めて見る人も、初演から見ている人も、楽しめる作品にしたい」と意気込んだ。
「ジャニーズアイランド新社長の井ノ原快彦氏は、1月1日付のニュースサイト『デイリー新潮』のインタビュー記事で、『「井ノ原歌舞伎をやるんですか」なんて言われましたが、僕にはあの作品は作れない』と『滝沢歌舞伎』を終了させる理由を説明し、『最後にけじめとしてちゃんとやったほうがいいと事務所で話し合って、最後の公演をすることになりました』と話していました。ただ、Snow Manによる演出が好評を博せば、今後、『滝沢歌舞伎』の流れを受け継いだ舞台が企画される可能性も否めません」(芸能記者)
なお、Snow Man以外のキャストには、ジャニーズJr.内4人組ユニット・SpeciaLのほか、少年忍者からヴァサイェガ渉、内村颯太、豊田陸人、長瀬結星の4人が抜てきされている。
この中に、近年、毎年出演していたジャニーズJr.内7人組ユニット・IMPACTorsの名前がないことから、ネット上では「あり得ないんだけど!」「最後の『滝沢歌舞伎』に一番ふさわしいバックは、どう考えてもIMPACTors」といった反発の声が相次いでいるようだ。
IMPACTorsは昨年12月、ニュースサイト「文春オンライン」に、全メンバーが退所の意志を井ノ原に伝えたとスクープされた。前出の「新潮」では、井ノ原も彼らが退所する事実を認めているが、具体的な退所時期は不明だ。
「ファンの間で“タキニ”(タッキーのお気に入りの意)と言われていたIMPACTorsだけに、今回、キャストに名前がないと知り、衝撃を受けたファンは多い様子。これに加え、滝沢氏のマネジメントに否定的な発言をした内村がキャスティングされているため、『なんで内村が出るの? 『滝沢歌舞伎』に一番似つかわしくないJr.じゃん』と批判が飛び交い、ファン界隈は大荒れ状態となっています」(同)
内村といえば、昨年8月に開催されたイベント『マイナビ サマステライブ 未来少年』のステージ上で、「滝沢さんが作ったグループを推したいのはわかります。それに負けてたら上にいけない」「勝つためにはジャニーイズムを継承することが大事だと思った」などと発言。滝沢氏をステージ上で批判したとして、ファンの間で「よく言った!」「ファンの前でするべきじゃない」と賛否を呼んだのだ。
今春でその歴史に幕を閉じる『滝沢歌舞伎』。当の滝沢氏はTwitterやインスタグラムでの発信が話題を集めているが、このキャスティングをどう感じているのだろうか。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン