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  • 土. 7月 27th, 2024

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明日あなたが被害にあうかもしれない

「ルフィ」グループの死刑判決はあり得る! 元極妻が断言するワケ

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

「ルフィ」グループの死刑判決はアリ

 2月9日早朝、特殊詐欺事件に絡む窃盗容疑で、指示役「ルフィ」らのグループの主要メンバー4人のうち、残っていた2人の容疑者がフィリピンから帰国しましたね。

 報道によると、このグループによる被害総額は60億円以上で、1月に狛江市で90歳女性が殺害された強盗殺人事件への関与も疑われているようです。

 デジタル時代ならではの犯罪といえますが、今後の捜査はどうなりますかね。グループはロシアが開発した内容を解析しにくいメッセンジャーアプリ「テレグラム」をメインに使っていたといわれ、「フィリピンからの殺人指示の立証は難しい」という見方もあるようです。

 私は、「ルフィ」グループの死刑判決はアリと思います。今まで証拠がなくても「推認」だけで有罪判決を受けている例は結構ありますからね。わかりやすいのが工藤會のトップの裁判です。すべて状況証拠と推認だけで死刑までいってしまいました。いわば「福岡県警方式」です。もともとは警察庁の指示でしょうが、「とにかく暴力団は悪いから、証拠なんかなくても有罪でいく」という論理なのでしょう。

 一昨年の工藤會の判決については、慎重な意見も出ています。例えば、南山大学の丸山雅夫先生は、東海テレビのインタビューに対して「(推認のみの判決は)今後、警察・検察の追い風になる判決」「やみくもに暴力団つぶしに走れるかというと、組織犯罪処罰法のような法律の要件にあてはまらないと立件できませんので、慎重に運用していかなければいけない」と解説されています。

 こうした分析は、もっと重視されてほしいですね。

 ちなみに工藤會トップの2人の控訴審の初公判は9月13日に決まったようで、こちらも注目しています。まだ真冬なのに秋の話題です。

 工藤會については、地元・福岡県に本社のある西日本新聞がずっと取材してきましたが、死刑事件の記事を1冊にまとめた『落日の工藤会』(KADOKAWA)が3月に出版されるそうです。

 まあ記事はだいたい読んでましたから内容はわかってますし、特に今すぐ読みたいわけでもないのですが、SNSではすでに結構話題ですね。まだまだ工藤會は人気があるんですね。

 この本に限らず、不良の本や映画は相変わらず需要があるようで、最近では「同和のドン」こと「自由同和会」創立メンバーの上田藤兵衞(うえだ・とうべえ)さんの評伝『同和のドン 上田藤兵衞 「人権」と「暴力」の戦後史』(講談社)が話題ですね。

 紹介記事には「永田町(政界)、霞が関(官界)、経済界、任侠界を縦横無尽に飛び回る部落解放運動家──通称『同和のドン』と呼ばれるフィクサー」とあり、ヤクザではないですが、ヤクザ業界で知らない人はいません。1945年生まれで今もご健在 、ネットには亡くなる1カ月前の安倍元総理と撮った写真も出回っています。

 まあ不良的には「六代目山口組若頭から恐喝された人」ですね。この恐喝事件で若頭は有罪判決を受けて服役しています。失礼ながら上田氏は「ヤクザに脅されました。怖かったです」とおっしゃるような方ではないと思うので、早く読みたいです。

 あと、ご本人はすでに亡くなられているのに、定期的に出てくるテーマの一つに、中野太郎会長率いる中野会の事件があります。なんと中野会長に対する床屋さんでの銃撃事件をテーマにした映画が公開されてるそうです。

 これも拝見したいですね。現役のヤクザはカタギさんにいろいろ「解釈」されるのは微妙でしょうが、いろんな見方があっていいと思います。拝見できたら、感想も書かせていただきますね。

 最後に宣伝でスミマセン。以前ご紹介させていただいたグリコ・森永事件の真相に関する記事が『昭和の謎99』(大洋図書)に再録されています。内容は同じなのですが、ほかの記事も面白そうですよ。気になった方は、ぜひお手に取ってみてください。

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