3月2日の放送で最終回を迎える刑事ドラマ『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)。2月23日に放送された第8話では人気声優の福山潤が登場し、ファンを歓喜させた。
同作は、元マル暴(警視庁組織犯罪対策部)の刑事・架川英児(西島秀俊)、秘密を抱えるエース刑事・蓮見光輔(濱田岳)、元演劇部の新米刑事・水木直央(上白石萌歌)の3人が巨悪に立ち向かう物語。
福山は初回から劇中に登場する桜町中央署のマスコットキャラクター“ちぇりポくん”の声を演じているが、第8話ではバー「ルルーシュ」の店長役で出演していた。
「SFロボットアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズ(TBS系)のルルーシュ・ランペルージ役でおなじみの福山だけに、『福山さんが営むバーが“ルルーシュ”で笑ってしまった』などとアニメファンが食いついているようです。このほかにも、同ドラマのキャストである西島と斎藤工が過去に共演した映画『シン・ウルトラマン』(2022年)のパロディと思しきポスターが、斎藤演じる政治家の執務室に貼られているなど、マニアックな小ネタで視聴者の興味を引いていました」(テレビ誌記者)
今回に限らず、これまでもキャストにちなんだオマージュが散見された同作。これ以外にも、登場人物たちによるコントのようなやりとりや、シュールな小ネタが目立っていた。
ただ、第8話では前出のような“見る人が見ればわかる”レベルのオマージュこそあれど、あからさまなギャグシーンはほぼ消滅。そのため、ネット上では「シリアスで緊張感のある回でよかった。最初からこのノリでやってくれればよかったのに」「今回は変なギャグがなくて楽しく見れた」といった声が多数みられる。
「同作はシリアスなストーリーとコミカルな演出のバランスが見どころではあるものの、ギャグセンスが肌に合わない視聴者も多く、『サブい』『ギャグが邪魔』という声も多かったんです。そのせいか、第1~2話の頃と比べると、最近はギャグ要素が減少。もし、今後シリーズ化されるとしたら、ギャグ要素はさらに減るかもしれませんね」(同)
第1話は世帯平均視聴率10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で2ケタを記録し、最新回も9.4%と、安定した人気を誇っている同ドラマ。続編の制作が発表される日も、そう遠くないかもしれない。