中古マンション再生! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」は、筆者の「新しい実家」です。実家じまいをへて中古マンションへと住み替え、築30年分の汚れを自力で清掃、補修。カビとヤニで汚れた部屋が、明るく変わる様子をお届けします。
今回は、洗濯機まわりの収納についてまとめます。洗濯機まわりは埃が溜まりやすいので、「浮かす収納」にするとお手入れが楽に。今回は簡単DIYの方法を紹介します!
壁に「下地材」を入れて強度アップ
新しい壁紙に交換する前に、洗濯機裏の壁に「下地の木材」を追加しました。この板があれば、ネジをそのまま打ち込むことができます。これで、棚受けと板材の組み合わせから、お好みの「浮かす収納」ができます。
今回は高齢者が住む家なので、「しゃがまない」「モノが見える」「使い方を変更できる」可動棚を選びました。
【可動棚の材料】ホームセンターなら約3,000円
ホームセンターのコーナンで、高さ60cmの支柱と奥行き25cmの棚受けを選びました。棚受けは、20cm/25cm/30cmなどのサイズがあります。予算は約3,000円(税抜)です。
マスキングテープで位置を決める
空間の中央から、支柱(60cm)を対照的に取り付けました。右サイド(空間A)に余裕を持たせたので、化粧板のサイズ変更ができます。支柱は、L型ブラケット(棚受け)に比べて“高さ”や“板の横幅”の変更が簡単です。なお、ダイソーにも支柱が売っており、50cm(青)のサイズ感です。
ダイソーの水平器で確認
取り付け時には、ダイソーの「水平器」も用意しました。垂直や45度の測定ができます。簡単なDIYの工具類なら、ほぼダイソーで揃えられます。
予算約5,000円で、可動棚を設置しました。もっと収納を増やしたい場合は、横幅(板を買い替える)と奥行き(棚受けを買い替える)を変更することで可能です。
洗濯機に付ける「マグネット収納」も
洗濯機の型が新しいほど振動も少ないので、洗濯機に収納ボックスを付けることもできます。おすすめはやっぱり「山崎実業」です。マグネットの強度も高く頑丈。100均や300均ショップにもありますが、「山崎実業」はマグネット跡が付かないので安心して使えます。
山崎実業「洗濯機横マグネットタオルハンガー2段」
浴室ドアから手が届く洗濯機サイドに、山崎実業「洗濯機横マグネットタオルハンガー2段」を付けました。ほか、洗剤ボトルやハンガー掛けなどもマグネットで取り付けられます。
「防水パン」は汚れ防止を!
置き型の洗濯機ラックを使うと「防水パン」まわりの汚れがたまりがち。そのため、汚れ防止に「プラスチック段ボール」をセットするのがおすすめです。
賃貸ではない物件なら、思い切ってネジ穴4〜6個で済む「可動棚」がおすすめです。下地の木材がなくても、石膏ボード用のネジで取り付けられます。