2月28日、アニメ映画『モノノ怪』の制作会社・ツインエンジンが、公式サイト上で公開延期および主人公「薬売り」の声優・櫻井孝宏の降板を発表。櫻井といえば昨年10月と今年1月に不倫スキャンダルが報じられており、その影響で今回の降板が決まったようだが、「ネット上では今後、ほかの櫻井出演作にも影響が出てくるのではないかと注目が集まっている」(芸能ライター)という。
2007年にフジテレビ系「ノイタミナ」枠で放送された人気アニメ『モノノ怪』は、23年内に劇場版を公開予定だったが、ツインエンジンはこのたび「公開時期を延期させていただく」「薬売り役のキャストを変更をする」(いずれも原文ママ、以下同)と発表。キャストの変更理由について、同社は「『劇場版モノノ怪』は舞台を大奥に移し、女性たちの苦しみと救済を描こうとしております。その作品性の観点からの決断となります」と説明している。
「もともと薬売り役を務めていた櫻井は、昨年ニュースサイト『文春オンライン』の9月配信記事により、既婚者であることを報じられ、翌月には同サイトに、放送作家・A子さんとの“10年不倫”がスクープされました。さらに、今年1月には続報で、櫻井とアニメ業界で働くB子さんと15年間に及んで不倫関係にあったことまで発覚。しかも、櫻井が『だって(18禁の絵文字) あそこも丸見えだよ(恥ずかしい表情の絵文字)(キラキラの絵文字)』など、俗に言う“おじさん構文”のような卑猥な内容のメールをB子さんに送っていたこともわかり、声優ファンを騒然とさせました」(同)
そんな中、今月15日には作家集団・GoRAとキングレコードによるオリジナルアニメ『AYAKA -あやか-』公式が、「出演を予定しておりました櫻井孝宏さんが諸般の事情によりキャスト変更となります」と発表。ネット上では、別の作品も降板するのではと注視されていた。
「そして今回、劇場版『モノノ怪』を降りることが決定。ネット上には『「諸般の事情」と濁さず、理由を名言してるところに関係者の怒りを感じる』『メッセージ性を大切にしてるアニメということが伝わってきた』との声が寄せられたほか、『安心した。女性の苦しみを救済するキャラクターの声優に相応しくないもの』『女性たちを弄んで苦しめてきた立場だからね』『本当に、櫻井は女性の敵だよ』といった書き込みもみられ、『降板は当然』と受け止める者は多いようです」(同)
また、櫻井は近年だと『鬼滅の刃』(TOKYO MX、フジテレビ系ほか)シリーズの“水柱”こと冨岡義勇役や、『呪術廻戦』(TBS系)の夏油傑役などを担当しており、前者は今年4月から「刀鍛冶の里編」が、後者も今年7月から「懐玉・玉折編」「渋谷事変編」が放送予定。しかし、劇場版『モノノ怪』降板の流れで、「『鬼滅』と『呪術』も降板でいい」という声が噴出している状況だ。
なお、ネット上では『鬼滅』の義勇役に関して、「人を守るために命懸けで鬼と戦う義勇さんの声を櫻井に担当してほしくない」「不器用ながら男気ある人気キャラを“不倫柱”と揶揄させた罪はかなり重い」という意見が圧倒的だが、『呪術』の夏油役については、一部から「夏油はクズキャラだから櫻井のままでもよくない?」との声も。
「しかし一方で、『確かに夏油は悪役だけど、未婚を装って不倫して女を泣かせるほどのクズじゃない』『どんな役だろうが、櫻井のおじさん構文がチラつくのは嫌だから降りてほしい』といった意見も当然あります。今回、ツインエンジンが、作品性の観点から櫻井を降板させたことは、他作品にも影響を及ぼすとみられるだけに、『鬼滅』と『呪術』、特に前者の続投は厳しいかもしれません」(同)
ほかにも担当キャラの多い櫻井だが、やはり降板ラッシュとなるのだろうか。