King&Prince(以下、キンプリ)の永瀬廉が、福山雅治主演の4月期TBS日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』に出演すると「女性自身」(光文社)が報じた。
昨年、一部メンバーの脱退・退所が発表されたキンプリだが、残留組となる永瀬は、現在放送中の連続ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)でも広瀬すずの相手役を務めており、3月には音楽特番『Premium Music 2023』(日本テレビ系)で、芳根京子とともにMCを担当すると発表されたばかり。次々と大きな仕事が決まっている背景について、ジャニーズ事務所に近い芸能プロ関係者は、「これが今のジャニーズが唯一仕掛けられる、退所メンバーへの“圧力”」と話す。一体どういうことなのか?
キンプリは昨年11月4日、メンバーの岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太の3人が、グループ脱退とジャニーズ事務所の退所を発表。5人体制での活動は5月22日までで、その後キンプリは、永瀬と高橋海人の2人組グループとなるが、どんな活動を行うかは不透明なままだ。
「おそらく、永瀬と高橋は個人活動が中心になっていくものとみられています。立て続けにドラマ出演が決まった永瀬ですが、一方で高橋も4月期の連ドラ『だが、情熱はある』(同)で、SixTONESの森本慎太郎とダブル主演を務めることが発表されています」(スポーツ紙記者)
一方、グループのファンからは、退所組の行く末を心配する声、さらにはジャニーズ事務所に対して「今後の活動を妨害するのでは」という懸念が聞かれるようになって久しい。
「ジャニーズ事務所は以前から、『メディアに圧力をかけて退所者の活動を妨害しているのではないか』という疑惑が絶えず、世間から猛批判されていました。しかし2019年、公正取引委員会に注意されてからは、ジャニーズ事務所もこれまでの流儀を捨てたようで、表立って退所者の邪魔をするような動きは見せなくなっています」(前出・芸能プロ関係者)
見せしめ的な圧力行為は、ほかの退所者を出さないという点からも有効性が高く、「一昔前であればどの事務所も積極的に行っていた」(同)という。
「しかし、今の芸能界では、もはやこうした行為はタブー。例えば、事務所を去るグループメンバーが現れた際、事務所が後に続く者を出さないためにできることといえば、グループ残留組を“より優遇する”くらいです。それによって、退所者は『事務所にいたほうがよかった』と後悔するでしょうし、それを見ているほかの所属タレントも、『今の事務所に居続けたほうがいい』と思うわけですから」(同)
このように永瀬や高橋への優遇は、経営戦略上でも効果的となるようだ。
「やはり長い目で見ると、退所を考えるタレントに“辞めるべきじゃない”と思わせることが重要。なので、今後も永瀬と高橋の個人活動は、ある意味『安泰』と言えるでしょう。藤島ジュリー景子社長は、特にドラマ関係者とのパイプが太いこともあって、2人の活動は連続ドラマへの出演が中心となっていくのかもしれません」(同)
永瀬、高橋が連ドラ出演中に、平野らはグループを去る形となるが、それぞれのメンバーの胸中やいかに――。
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