NHK Eテレの子ども向け英語教育番組『えいごであそぼ with Orton』。3月3日放送回にて、Dr.JASON(ジェイソン博士)役で出演するお笑いタレント・厚切りジェイソンの卒業を示唆する内容が流れ、ネット上では悲しむ視聴者が相次いだ。
「ジェイソン博士の旅立ち」と題したこの回では、大きなクジラの背中にある町「オートンタウン」で暮らすジェイソン博士が、「世界中の子どもたちと英語の音で遊ぶ」という夢を思いだし、1人で旅をすると宣言。
博士を慕う子どもたちが「博士、行っちゃ嫌だよ~」「もう行っちゃうの~?」と悲しがるも、博士は「早く行かないと、気持ちが揺らいじゃいそうだから」と、大きなバッグを手に家を後にするのだった……。
このストーリーから、厚切りジェイソンが今年度をもって同番組から卒業することが読み取れ、放送直後、Twitterでは「厚切りジェイソン」が日本のトレンド入り。「突然の展開に、朝から涙出た」「ジェイソン博士は聞きとりやすい発音で好きだったから、ショックすぎる」などと悲痛な声が続出しており、彼が視聴者から支持されてきた様子がうかがえる。
なお、NHKは2023年度の改編で新番組『えいごであそぼ Meets the World』の開始を発表しており、『えいごであそぼ with Orton』自体が今年度で終了するのだろう。
そんな後継番組『えいごであそぼ Meets the World』は、魔法使いに扮した歌手・きゃりーぱみゅぱみゅを中心とした内容だとか。昨年12月には、同局で単発番組『きゃりーぱみゅぱみゅのホリデーシーズン 世界のみんなと英語であそんじゃおう』が放送されていたものの、どうやらパイロット版だったようだ。
Eテレといえば、幼児向け番組『おかあさんといっしょ』が2月20日、第12代目たいそうのお兄さんとして出演中の“まことお兄さん”こと福尾誠が、4月1日放送回をもって卒業すると発表。これが報じられると、Twitterでは「まことお兄さん」が日本トレンド1位になるなど、大きな反響を呼んだ。
さらに、同局『いないいないばあっ!』からは、7代目女の子の“はるちゃん”こと倉持春希と、妖精のうーたん(声:間宮くるみ)が3月31日放送回をもって卒業。ただ、はるちゃんとうーたんは今後、NHKチャリティーステージ『いないいないばあっ!ワンワンわんだーらんど』に出演するという。ということは、現在同ステージに出演している“ゆきちゃん”こと大角ゆきは卒業するのだろう。
また、『みいつけた』で4代目“スイちゃん”を演じる増田梨沙に関しても、「今年度で卒業するのではないか」とネット上でささやかれている模様。
同番組は3~4年で演者が交代するパターンが続いており、増田は今年4月でレギュラー5年目を迎える。今月8日から始まるミュージカル『SPY×FAMILY』(帝国劇場)にアーニャ役で出演することも、卒業説が飛び交う理由のようだ。
この“卒業ラッシュ”に、「まことお兄さんとジェイソン博士、はるちゃん、うーたん、ゆきちゃんのみならず、スイちゃんまで卒業しそうで、しんどい」とファンから悲鳴が上がっているEテレ番組。『えいごであそぼ』後任のきゃりーも、厚切りジェイソンのように視聴者から愛されるキャラクターを演じられるだろうか。