なにわ男子の4thシングル「Special Kiss」が、3月7日付の「オリコンデイリーシングルランキング」で初登場1位に輝いた。表題曲の「Special Kiss」は、なにわ男子メンバー・高橋恭平の初単独主演映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(同3日公開)の主題歌に起用されているが、映画自体も好スタートを切ったようだ。
同シングルは、初回限定盤1・2(それぞれCD+DVDまたはBlu-ray)と通常盤(CDのみ)の3形態を展開。発売初日の売り上げは35万7,547枚で、昨年11月リリースの3rdシングル「ハッピーサプライズ」の初日記録(35万804枚)をわずかに上回った。
一方、「Special Kiss」が主題歌となっている映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』は、「月刊デザート」(講談社)にて連載中の亜南くじら氏によるマンガが原作。学校一のイケメン男子で、周囲には塩対応な千輝彗(高橋)が、ヒロイン・如月真綾(畑芽育)に“片想いごっこ”を提案することから始まる青春ラブストーリーだ。
映画情報サイト「映画.com」の記事(3月7日配信)によると、全国223館で公開された同作は、公開初日3日間で動員20万7000人、興行収入は2億5500万円を記録。国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)で初登場2位にランクインした。
「近年、デビュー組が出演した少女マンガ原作の映画だと、Snow Manの岩本照主演『モエカレはオレンジ色』(2022年7月8日公開)も同規模で公開され、土日3日間で動員18万700人、興収2億4347万円だったことが発表されています。『なのに、千輝くんが甘すぎる。』はこの記録を上回る好スタートを切りました。今後、春休みシーズンに入れば、若い世代のお客さんが増えていくでしょうし、さらなるヒットが期待できます」(ジャニーズに詳しい記者)
なお、SNSやネット上のレビューを見てみると、高橋演じる主人公・千輝はクールなキャラクターであるためか、「千輝くん、めっちゃ棒読みだった」「高橋さんの演技は悪くなかったけど、ちょっと棒読み感があって、演技力が人気に追いついていないように感じた」と手厳しい声も。
一方で、「千輝くんは正直に言って棒読みだったけど、キャラクターに合っていたし、ビジュアルはイケメンで『学校一のモテ男』だった」「ナチュラルで良かった」と評価するコメントもあり、賛否両論となっている。
また、作品自体も“酷評祭り”というわけではなく、「ツッコミどころ満載な王道の恋愛映画だけど、それを含めてめっちゃ楽しめた」「『千輝くん』の原作はすべて読んでいるけど、映画も面白かった」「原作ファンだけど、千輝くんがまんまで、実写もスゴく良かった!」「恭平くんと芽育ちゃんをキャスティングした人に感謝。原作の世界観は壊してないと思った」「高橋くんと芽育ちゃんの演技も良かったし、最後まで飽きることなくワクワクできる映画だった」と概ね好意的な意見が上がっている。
このまま映画の客足が途絶えなければ、主題歌「Special Kiss」の売り上げが伸びる可能性もありそうだ。前作「ハッピーサプライズ」の初週51.6万枚という記録を超えられるのか、週間ランキングの結果にも注目が集まる。
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