3月23日、実業家の夫・高橋勇太氏との離婚を報告した元AKB48の篠田麻里子。篠田の不倫疑惑に端を発した別居報道から約半年、「大騒動となっていた割にあっけない幕引き」(芸能記者)となったが、報告文に、長女の「親権」と「慰謝料」についての言及がなかったため、業界内外から疑問の声が続出している。
事の発端となったのは、昨年8月に報じられた篠田の不倫疑惑だった。そこで夫婦が別居状態であることも明らかとなり、年末には夫婦げんかの音声がネット上に流出するなど、大騒動に発展。しかし、今回の離婚発表は「私どもはこれからも引き続き、娘の父親・母親として、協力して娘の子育てを行ってまいります」といった簡素な報告のみだった。
「離婚の報告文には、おそらく高橋氏のものとみられる『麻里子の言葉を信じることにしました』という言葉が記載されていました。ただこれだけでは、世間が最も気になっている不倫の有無はわからないですし、加えて親権や慰謝料についても公表されなかったため、結果的にネット上では批判の声が上がっています」(テレビ局関係者)
年明けには高橋氏が、篠田に和解金として多額の金銭要求を行っていたことも報じられている。さながら週刊誌の代理戦争状態に陥っていたが、もし高橋氏が親権を持ち、あるいは篠田が慰謝料を支払っていたのだとすれば、不倫が認められたこととなるが……。
「篠田の所属事務所はマスコミからこのあたりの事情を取材されても、『プライバシーにつき公表しない』というスタンスを崩しません。おそらく夫婦間で『詳細を公表しない』という契約が結ばれているためだと思いますが、内心『言いたいことがあるけど言えない』という雰囲気が伝わってきます。監護権は篠田が得ており、また昨年末から母子で同居していることも報じられていることから、親権に関しては篠田が取得したものと見て間違いないでしょう」(スポーツ紙デスク)
夫婦バトルの決着について詳細を明かさないのは、双方にとっての“名誉回復”にはつながらない気もするが……。
「この“口外禁止”ルールは、篠田サイドにとって苦肉の策だったとみられます。高橋氏は会話の録音のみならず、篠田のスマートフォンのデータも多数抜き取っていて、その内容は篠田はおろかほかのタレントにも及ぶものでした。それらの流出を防ぐためには、たとえ不倫疑惑を完全払拭できなくとも、篠田はこのルールを設けることが不可欠だったはず。結局のところ、夫婦バトルは篠田が辛くも勝利したというのが実情では」(同)
篠田は離婚公表の翌日、自身のインスタグラムに自撮り写真や動画を投稿しており、早くも気持ちを切り替えたように見える。さまざまな批判はあれど、ネット上で指摘されている“鋼メンタル”は伊達ではなかったようだ。