3月21日放送の情報バラエティー番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)に、お笑いトリオ・四千頭身が登場。「芸能人 春のご報告記者会見」と題したカミングアウト企画で、後藤拓実が自身の悲しい状況を告白した。
3人は記者会見場を模したスタジオに生出演し、口火を切った後藤は「わたくし、先月の給料がついに家賃(31万円)を下回りました」「お仕事がなくなってしまいました」と告白。
司会の神田愛花から原因を問われると、「需要がなくなった」と返答し、「(恋人との同棲を解消して)実家に帰ることになりました」「埼玉からまた一から頑張りたいんで、毎週出してください、『ぽかぽか』に」と訴えた。
なお、後藤以外のメンバーはそれなりにピンの仕事が舞い込んでいるようで、石橋遼大の先月の給料は「83万円」だったとか。四千頭身のリーダーであり、“ネタ作り”も担当する後藤だが、どうやらグループ内で年収格差が生じているようだ。
これは、あくまでも“後藤の仕事が減った”という告白であったが、ネット上では“四千頭身の露出が減った”と解釈する人も多い模様。しかし、残念ながら彼らをフォローする声は少なく、「四千頭身って、売れてる時から何が面白いのかわからなかった」「だって面白くないもん。続くわけないじゃん」といった厳しい書き込みばかりが目立つ。
現在、『有吉の壁』(日本テレビ系)のほか、冠ローカル番組『おしえて!四千頭身』(北陸朝日放送)にレギュラー出演中の3人だが、昨年頃より「最近見ないけど、どうしたんだろう」「テレビから消えた?」という声がネット上で増加。そんな状況を踏まえ、メンバーとしては早々に“自虐ネタ”として笑いに変えておきたかったのかもしれない。
確かに、『キングオブコント』(TBS系)の優勝者や、一発屋のキャラ芸人が「仕事がなくなった」と嘆き、笑いを取るパターンは珍しくないだろう。だが、今回の後藤の告白を発端として、せきを切ったように“実力不足”を指摘するネットユーザーが続出している現状を見ると、「そもそもなんで売れた?」という疑問ばかりが強調され、笑いに昇華できていないようにも見える。
また、チャンネル登録者数63.6万人を誇るYouTubeの四千頭身公式チャンネルも、ここ数カ月は再生数が減少。今年は1万回再生にも満たない動画が目立ち、ファン離れの深刻さがうかがえるのだ。
“お笑い第7世代ブーム”を代表する芸人として、一時はメディアに引っ張りだこだった四千頭身。再浮上はあるだろうか。