• 月. 12月 23rd, 2024

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明日あなたが被害にあうかもしれない

篠田麻里子の離婚情報戦で勝利を収めた「週刊女性」、夫・T氏の“不倫”疑惑をスクープ!

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 英国公共放送BBC Twoが報じた故・ジャニー喜多川氏の性虐待ドキュメントは、大きな衝撃を日本に与えたはずだった。が、同時に日本既存オールドメディアの沈黙も、わかっていたとはいえ衝撃だった。一部週刊誌などをのぞき、ほぼスルー。これでは性的虐待にメディアが加担、容認したと認識されても仕方がないだろう。ジャニーズ忖度、つまり自分たちの利益のためには、性的虐待も平気で無視。おぞましいメディアの実態だが、もちろん“ジャニ忖”“御用”女性週刊誌も沈黙を守ったままである。

第643回(3/23〜3/28発売号より)
1位「篠田麻里子 “円満離婚”の裏側で『裏切りの夜』」(「週刊女性」4月11日号)
2位「宮崎駿もサジを投げた!? タイ人女性との公私混同でジブリに激震『鈴木敏夫は色ボケだ!』」(「週刊女性」4月11日号)
3位「中森明菜 急転直下!因縁元恋人と仰天“復縁”」(「女性自身」4月11日号)
※「女性セブン」は合併号休み

 昨年から繰り広げられてきた元AKB48の篠田麻里子と実業家の夫・T氏との泥沼の離婚劇だが、3月23日、ついに2人の離婚成立が発表された。しかも「この度の件について、麻里子の言葉を信じることにしました」とのT氏のコメント付きだ。これは今回の離婚劇が篠田の“勝利”に終わったという意味合いと同時に、週刊誌の代理情報合戦において(現時点ではあるが)「週刊女性」の“勝ち”という意味合いもあるだろう。

 少しおさらいすると事の発端は、昨年8月「女性セブン」がスクープした篠田の不倫疑惑だった。そこで夫婦が別居状態であることも明らかとなり、年末には夫婦げんかの音声がネット上に流出するなど、大騒動に発展していったが、この不倫騒動はマスコミを巻き込んだ代理戦争の様相を呈していた。「セブン」の不倫疑惑スクープに続いて「週刊文春」(文藝春秋)、「週刊新潮」(新潮社)などがそろって夫・T氏サイドに立って篠田の不倫疑惑を書きたてる一方、一貫して篠田サイドに立ってきたのが「週女」だった。

 篠田は子どもを合意なく夫に連れ去られたと主張していたこと、監護権を申し立て、それが認められたにもかかわらず夫が子どもを返さないことなどを非難する。さらに篠田親族によるT氏への告発とも取れる特集も掲載した。

 この親族は篠田の不倫を否定するだけでなく、夫が篠田のプライバシー暴露を匂わせながら8,000万円もの法外な慰謝料を求めたこと、金銭の要求を拒むたびに篠田のプライバシーが暴露されること、そして弁護士の仲介をなぜか拒否し、脅迫と感じることもあること、不倫の証拠も捏造されたものなどと詳細に証言したのだ。さらに別の号では篠田夫妻の知人も加わり、T氏のモラハラぶりを告発する、というように。

 そして、めでたく離婚が成立した今号、「週女」はその総仕上げ、追い打ちとばかりの離婚の舞台裏情報と、ある仰天スクープを報じている。記事では。これまでの経緯を改めて紹介、そして「週女」が暴いたT氏による8,000万円という“脅迫慰謝料請求”が、T氏の命取りになり、篠田の勝利となったと、こう指摘するのだ。

「離婚後に子どもとの生活を取り戻そうとした篠田さんに対して、T氏は状況を利用して多額の金銭要求をしており、メディア側も彼の側に立つと脅迫行為に加担することになるため、報じることをやめたのです」(スポーツ紙記者のコメント)

 そう、「週女」が報じた8,000万円問題が篠田の勝利となったと同時に、他メディアへの勝利宣言でもある。この8,000万円問題こそが「週刊文春」など篠田を攻撃する他メディアを黙らせた。これ以上、夫側の言い分を報じて篠田を攻撃すれば、すなわちメディアも脅迫行為の共犯になる、と。それだけではない。「週女」は篠田の不倫を疑っていたT氏自身こそが、逆に“不倫”をしていたとの仰天スクープまで報じているのだ。

 記事によれば、離婚成立前の今年1月中旬、T氏は自身が経営する会社関係者の20代女性と牛丼をテイクアウトした上で、とあるマンションへと消えていったという。そして2人がマンションに消える様子のツーショット写真も掲載したのだ。ここまでくれば「週女」の勝利どころか圧勝だ。「文春」「新潮」という二大巨頭を相手に、そしてライバル「セブン」を相手に、情報戦で勝利を収めた「週女」であった。

スタジオジブリ名プロデューサーの“晩節を汚す”行為

 そして、2位の記事もある意味すごいスクープだ。ここにも晩節を汚そうとしている大物有名人の姿が描かれていたのだから。

 『風の谷のナウシカ』をはじめ、『となりのトトロ』『もののけ姫』など日本が世界に冠たる数多くのアニメ作品を輩出してきたスタジオジブリ。そのジブリ内部が大変なことになっているらしい。その原因は、ジブリ作品の多くに関わり宮崎駿監督の信も厚い、敏腕かつ名物プロデューサーである鈴木敏夫のある行為による。鈴木氏があるタイ人女性に2013年頃から熱を上げ、それがジブリ社内を混乱させる事態にまで発展しているという。記事によると、事の経緯は以下のようなものだ。

 タイでの飲食店やスパ経営のための支援を始める。当初は個人的な支援だったが、しかし次第にジブリを巻き込む事態に。18年、鈴木氏はバンコクにジブリ公認レストランを作り、その運営をこのタイ人女性に任せることに。が、1年ほどでレストランは閉店。さらに20年には『ジブリ美術館』の公式写真集を出版するが、そのカメラマンに素人のこの女性を起用し、その後も出版社からの書籍出版オファーに、この女性をカメラマンにと条件を出すなどしているというのだ。そのため周囲は困惑至極。さらに公私混同とも思える数々の行為を鈴木氏は行っているという。

 これが本当なら、確かに記事タイトルにあるように“色ボケ”だ。しかも事態は深刻だ。こうした行為を18年からジブリ社長を務める星野康二氏が諌めたのだが、今年3月末、鈴木氏はあろうことか星野氏を社長から降ろしてしまったのだから。しかもこの星野氏は、鈴木氏が後継者として指名して社長に就任させたという関係にあったにもかかわらず、だ。

 あーあ、またもや高齢で著名で、輝かしい実績と経歴を持つ男性がトチ狂ってしまったのか。繰り返される各界大御所たちの老いらくの恋と、それに伴う“晩節を汚す”行為。なぜ、なくならないのだろう。わからん。

中森明菜に関する“新情報”

 途切れない情報。中森明菜も伝説のひとつともなりつつあるが、今回もまた“新情報”が。新事務所を設立したものの、旧事務所との軋轢が報じられた明菜。その原因は旧事務所の代表であり明菜のマネージャーであり、長年の恋人といわれたA氏の存在だ。明菜は新事務所設立にあたりA氏と別れたといわれ、しかし怒り心頭のA氏が引き継ぎに非協力的だったといわれる。

 ところが、今年1月、新事務所の監査役に意外な人物が就任した。それがA氏の姉のB氏だという。明菜は芸能活動復帰のため、“しぶしぶ”B氏と手を組んだと記事にはある。そして、このことがA氏との“復縁”であるとも。えーー本当?? 姉が監査役になったからって、弟と復縁というのは論理飛躍すぎないか。記事にはほかの根拠は皆無だし、恋人と破局後もその親族と交流があることは不思議ではないから。まあ、なんでもいいけど進展は喜ばしいことだ。明菜の復帰、早く見たいから。それだけだ。

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