3月26日放送のバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系/以下『DASH』)で、「3000歩で韓国旅行できるか!?」と題した海外ロケ企画が実施され、ネット上で非難の声が相次いだ。
同企画は、“3000歩以内でゴールを目指す”という同番組恒例のチャレンジ企画で、海外をゴールとしたのは13年ぶりだとか。
今回は、TOKIO・国分太一とKing&Prince・岸優太のペア、関ジャニ∞・横山裕とSixTONES・森本慎太郎のペアに分かれ、スタート地点の成田国際空港から、ゴール地点となる韓国・ソウルの高級サムギョプサル店「金豚食堂(クムデジシッタン)」を目指した。
少ない歩数でゴールしたチームのみがサムギョプサルを食べられるルールとあって、メンバーがスーツケースに乗って移動するシーンや、通行人にぶつかりそうになる場面も見られた。
この放送を受け、ネット上では「迷惑行為」「日本人として恥ずかしい」などと批判が飛び交うことに。一時、Twitter検索で「鉄腕DASH」の筆頭サジェストに「迷惑」が出現するほどの騒ぎとなった。
「同番組は、昨年3月になにわ男子の藤原丈一郎や高橋恭平らがゲスト出演した企画『2人乗り自転車100コギで海まで辿り着けるか!?』でも、メンバーが自転車に乗って階段を降りる危険なシーンなどがあったため、批判が相次ぐことに。今回の企画もこれと似たような内容だったため、番組側も苦言が寄せられることは予想できたと思うのですが……」(芸能ライター)
さらに、3月5日に放送された冬の恒例企画「雪玉転がしてどこまで大きくできるか?」に関しても、スタッフが巨大な雪玉に激突するシーンなどがあったことや、雪玉が推定2.8トンにまで巨大化したことから、「子どもが真似したらどうするの」と危険視する声が寄せられていた。
「同企画に参加した森本は、先月番組公式Twitterで公開された動画で、過去に参加した一番キツかった企画として、この雪玉企画を挙げていまいした。もともと深夜番組からスタートした『DASH』ですが、かつては今でいうYouTuberがやりそうな“過激チャレンジ”が売りで、現在もその流れがやんわりと継続しているんです」(同)
同番組プロデューサーが、昨年6月配信のニュースサイト「ORICON NEWS」のインタビューで明かしたところによると、こうしたチャレンジ企画は「TOKIOさんとスタッフがロケの移動中や休憩時間などの何げない会話から」生まれているとのこと。「危ないかな」と慎重になるより、どんな内容でも「とりあえずやってみようよ」と実行に移すスタンスであるとも話していた。
また、15年10月配信のニュースサイト「エンタメOVO」のインタビューには、同番組ディレクターが登場。同年7月に放送された、和紙のパラシュートで上空4000メートルからスカイダイビングする実験企画の経緯について、次のように説明している。
「同ディレクターいわく、城島茂は自ら“和紙のパラシュートで飛びたい”と志願したそう。しかし、安全性に不安があることから、スタッフが『パラシュートが開かなかったらもうケガとかのレベルじゃ済まない』としつこく説得。城島は渋々あきらめ、代わりに“城島人形”が挑戦したとか」(同)
こうしたエピソードから、TOKIOメンバーが率先して過激な企画をやりたがっている様子がうかがえる。
「ただ、TOKIOメンバーが一丸となってチャレンジしていた深夜時代とは違い、最近はなにわ男子やデビュー前の関西ジャニーズJr.内ユニットAぇ!group・草間リチャード敬太をはじめ、後輩ジャニーズが駆り出される機会が増えている。そのため、若手が過激な企画を“やらされてる感”が出てしまい、炎上しやすいのでは」(同)
深夜時代を含むと、28年続いている同番組。“昔の良さ”を残したい気持ちもわかるが、今後はますます時代に合った企画が求められそうだ。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン