4月3日にスタートしたエンタメトーク・ワイドショー『DayDay.』(日本テレビ系)。“井戸端会議”を強調した内容がネット上で賛否を呼んでいるが、視聴率でも前番組『スッキリ』を下回る回が目立っているようだ。
元NHKでフリーの武田真一アナウンサー、南海キャンディーズ・山里亮太、同局・黒田みゆアナウンサーがMCを務める同番組は、3月まで『スッキリ』と『バゲット』が放送されていた情報番組枠を統合した後継番組としてスタート。『スッキリ』の放送時間にあたる午前9時から10時25分を第1部、『バゲット』が放送されていた10時25分から11時10分を第2部としている。
月曜レギュラーであるシソンヌ・長谷川忍、槙野智章らが出演した初回では、最新ニュースを伝えつつ、「不用品をお金に換える」と題し、リサイクルショップを訪れた一般人にインタビューするVTRや、「デニーズとガスト、ファミレスライバルが認めた一品」とのタイトルでファミレスメニューを紹介する特集を放送。
5日の放送では、武田アナ同様にNHKからフリーに転身した有働由美子キャスターが生出演し、元NHKエースアナウンサー同士の民放初共演が話題に。
さらに、本日10日放送回では、「片付け“リバウンド”しないコツ」や「激安スーパー安さのヒミツ」といったテーマで特集VTRやトークを展開し、随所でエンゼルス・大谷翔平選手などのニュースを伝えていた。
「情報&エンタメ&おしゃべり!」というコンセプト通り、最新ニュース、生活情報、出演者による“井戸端会議”が次々と展開する『DayDay.』だが、ネット上では裏番組の『ノンストップ!』(フジテレビ系)に「似ている」との指摘が続出。加えて、「おとなしい『ヒルナンデス』」と、同局『ヒルナンデス』と比較する声もあるようだ。
また、「武田アナが出てるから期待して見たけど、生活情報は目新しさもないし、これなら見なくてもいいかな」「武田アナと山ちゃんの無駄遣い。この2人なら、もっと面白くなる気がするんだけど……」といった声のほか、「『スッキリ』のほうが勢いがあって面白かった」という不満の声も少なくない。
なお、3月31日に放送された『スッキリ』の最終回は、第2部の世帯平均視聴率が5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。その前日の30日は4.4%だった。
一方、『DayDay.』(1部)は、初回こそ5.0%と『スッキリ』の最終回に迫る数字だったが、2回目の放送で3.7%までダウン。その後も目立った上昇がないことから、『スッキリ』を若干下回っている印象は否めない。
まだ始まったばかりとあって、手探り感の強い『DayDay.』。武田アナは9日、自身のインスタグラムで「NHKをやめてこんなことをやりたかったの?とSNSに書かれることがあるけれど、そう!その通りだよ。これがやりたかったのですよ。僕の愛おしい新しい家、DayDay.。」と強い“DayDay.愛”をつづっている。果たして『DayDay.』は今後、番組支持者を増やせるだろうか。