オードリー・若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太の半生を描く日曜ドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)が、4月9日にスタート。ダブル主演を務めるKing&Prince・高橋海人とSixTONES・森本慎太郎の演技に賛辞が相次ぐ一方、視聴率的には低調な滑り出しとなったようだ。
同ドラマの脚本は、同局『ZIP!』内ドラマ『泳げ!ニシキゴイ』を手がけた放送作家・今井太郎氏が担当。若林と山里のエッセイ本を読んだ同局プロデューサーが、“お笑い芸人の青春モノ”としてドラマ化できると確信したことで生まれた企画だという。
初回では、テレビプロデューサー・島貴子(薬師丸ひろ子)が若林(高橋)と山里(森本)を引き合わせる運命のシーンのほか、それぞれの学生時代のエピソードが描かれた。
山里が3日にスタートした同局帯番組『DayDay.』の司会者に就任したことや、『ZIP!』で司会を務める水卜麻美アナウンサーが『午前0時の森』で若林と共演していることもあり、放送前から朝の情報番組での番宣が目立っていた同作。
ネット上では、主演の2人に対して、「ちゃんと若林と山ちゃんに見えてビックリ!」「ジャニーズオーラを消してて、すごい」と称賛する声が続出。
特に森本は、漫画原作の映画『Gメン』(8月25日公開)のキャストビジュアルが6日に公開され、森本演じる梅田真大の「再現度が高い」と原作ファンを驚かせたばかり。
加えて、同じく漫画が原作の『ナンバMG5』(フジテレビ系)で演じた大丸大助役や、『泳げ!ニシキゴイ』の錦鯉・長谷川雅紀役も好演し、“カメレオン俳優”ぶりが話題となっていた森本だけに、一部では「ジャニーズのロバート・デ・ニーロ」と絶賛する声まで出ているようだ。
一方で、『だが、情熱はある』第1話の世帯平均視聴率は4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。プライム帯のジャニーズドラマとしては“爆死”といえる低視聴率を記録。同枠で前クールに放送された安藤サクラ主演『ブラッシュアップライフ』が、3月5日放送の第9話で7.1%を記録したことを思うと、初回からつまずいたと言わざるを得ない。
さらに、『だが、情熱はある』のTVerの「お気に入り数」は28.2万人(4月11日現在、以下同)。これは、10日にスタートした木村拓哉主演『風間公親―教場0―』の56.9万人の半分以下といえる。
もっとも同作に関しては、放送前からネット上で「若林さんも山ちゃんも嫌いじゃないけど、2人の半生に興味が湧かない」といった声も散見された。そもそもこの題材こそが、今回のような初動の鈍さにつながったのかもしれない。
『ブラッシュアップライフ』のスマッシュヒットで注目度が上昇した日テレの日曜ドラマ。この先、若林と山里の半生に興味を持つ視聴者がさらに増えるといいが……。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン