Snow Man主演舞台『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』の初日前会見で、各メンバーが、“育ての親”である滝沢秀明氏に言及した。昨年10月末に突如ジャニーズ事務所を退社して以降、ジャニーズタレント内には、滝沢氏の話題をタブー視する風潮もあったというが、Snow Manがそれを打破したと、マスコミ界隈で話題になっているようだ。
業界内外に衝撃を与えた滝沢氏の電撃退社。Snow Manだけでなく、デビュー直後のTravis Japanや、すでにジャニーズアイランド社長・井ノ原快彦から退所が明言されているIMPACTorsなど、複数グループのプロデュースを“放棄”した格好になったため、ジャニーズに親しいメディアほど、滝沢氏に批判的な論調の記事を出していたが……。
「以前のジャニーズであれば、滝沢氏を“叩く”記事をメディアに要請したり、芸能界での活動を妨害するといった強硬手段を取っていたはずですが、滝沢氏に関しては表立った動きはまるで見せていませんでした。一部メディアが、ジャニーズに忖度して、滝沢氏を批判する流れが一瞬あったものの、同氏がTwitterほかSNSでの情報発信を活発化させて以降は、ネガティブな報道は鳴りを潜めるようになっています。それでもジャニーズと滝沢氏の確執を疑う人は少なくないでしょう」(スポーツ紙記者)
そんな中、Snow Manが、まさに滝沢氏の名を冠した『滝沢歌舞伎』の会見で、同氏について言及。ジャニーズサイドと滝沢氏の間にうわさされる“不協和音”を一蹴したとして、マスコミ関係者は驚いているそうだ。
「取材陣から『滝沢秀明さんに(「滝沢歌舞伎」を)見に来てほしいか』と質問され、各メンバーが『見てほしい』と回答していました。特に印象的だったのは、ラウールの『Twitterに感想を書いてほしいですね』というコメント。現在の滝沢氏の活動を、彼ら、ひいてはジャニーズサイドがポジティブに受け止めていることをうまくアピールできたと感じます」(芸能リポーター)
会見中、報道陣が滝沢氏に関して質問することは、「事前にジャニーズサイドから許可が出ており、かつ、こうしたやりとりも想定されたものだったはず」(同)というが、Snow Manが、“触れづらい存在”になっていた滝沢氏に言及したことには、大きな意味がありそうだ。
「Snow Manがこの大役を担えたのは、“会見スキル”が高いからではないでしょうか。もともと彼らは、“ジャニーズ内で最も会見に強いグループ”と言われ、取材陣から一目置かれる存在。メンバー全員、登場した瞬間からハイテンションで、芸人さながらのテンポのいい受け答えで場を盛り上げてくれるんです。メンバー同士の息もぴったりで会話が途切れる心配もなく、記者が『インタビュー内容を全文記事に使えるジャニーズグループはSnow Manだけ』と感嘆していたほど。そんな彼らだからこそ、会見でジャニーズサイドと滝沢氏の間に漂う嫌な空気を一蹴するという重大な役割を任され、見事全うできたのでは」(同)
なお、2月に行われた製作発表記者会見でも、渡辺翔太がカメラに向かって「タッキー見てる?」と呼びかける場面があり、その様子はワイドショーでも取り上げられ、大きな話題を呼んでいた。
現状、滝沢氏からSnow Manのラブコールに対するアンサーはない。千秋楽の30日までに、滝沢氏がシリーズ集大成となる『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』の会場に足を運ぶことはあるのだろうか。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン