整理収納アドバイザーの伊藤まきが、片付けに訪問した現場で「よくやる作業」「よく伝えるおすすめ収納法」やおすすめアイテムを紹介していきます!
新生活が始まる春になると「ランドセル収納」のお悩み相談が増えます。というわけで、春の緊急企画! ランドセルはもちろん、大人の「バッグ置き場」にもできる「IKEAのキャスター付きワゴン」の使い方を紹介。カスタム例を含めて、4,000円以内の3種類を揃えました。
モノの置く場所は、ある程度「試してから決める」のがおすすめ。IKEAの「キャスター付きワゴン」なら、場所選びも自由自在です。なお、子どもにとって「キャスター付きワゴン」が使いにくかった場合でも、さまざまなモノを収納できます。
場所を選ばず自由に使える「IKEA」のおすすめ3選!
赤ちゃんのお世話グッズから、大人のテレワークまで幅広く使えるIKEAの「可動式の棚」3種を用意しました。写真左の「白い本棚」のみ、可動できないデザインです。こちらは、ダイソーのキャスターを付けて可動式にカスタムします。
*写真左から
【1】IKEA「バッゲボー 本棚」2,799円(税込)
商品番号:104.838.75(白のみ)
【2】IKEA「ニッサフォース」3,999円(税込)
商品番号:904.657.35(3色展開)
【3】IKEA「ロースコグ」3,999円(税込)通常価格: 4,499円
商品番号:703.767.21(7色展開)
IKEA「バッゲボー 本棚」をカスタム
写真は組み立て説明書通りに作ったIKEA「バッゲボー 本棚」です。下段に、ロボット掃除機や体重計を置くことができます。一般的なカラーボックスよりも、造りが頑丈だと感じました。
天地を逆にして、100均キャスターを取り付け!
IKEA「バッゲボー 本棚」の天地を逆にして、底にダイソーのキャスターをネジ止めすると「木製の可動型ワゴン棚」に変身。部屋のインテリアに合わせて、背板に壁紙を貼ってアレンジするのも◎。カスタムの詳しい説明は、コチラへ。
IKEAのワゴン3つを比較
上段には、ランドセルの平均サイズ(約W26×D21×H34)より大きめの段ボール(W28×D22×H34)を置きました。1と2は約50cm幅なので、とても余裕があります。2段目と3段目の高さもあり、使いやすさが想像できると思います。
次に、それぞれのポイントと使い方を説明します。
カスタム版! IKEA「バッゲボー 本棚」の使い方
サイドに「棚用フック」を取り付ければ、小物掛けにもなります。2段目の棚には、登校時に身に着ける服装小物や持ち物を。3段目には、楽器や塾バッグなど「身支度品」を用意するのがおすすめです。
IKEAとニトリの違いを比較
写真の左は、ニトリのカラーボックス(カスタムしています)で、こちらも「ランドセル収納」として人気があります。ただ、低学年の子どもにとっては高さもあり「サイズ感」も余裕がありません。イケアのほうが、ちょうど良い高さです。
一番おすすめ! IKEA新作ワゴン「ニッサフォース」の使い方
IKEAの実店舗でも、ランドセルを乗せたディスプレイがあるほど! 高学年になると習い事で多忙になるので、玄関まわりに置くのも可能。帰宅時に自室へ移動するなど、自由に使えます。
元祖口コミ人気! IKEA「ロースコグ」
SNSやピンタレストで人気に火がついた「ランドセル収納」の王道。ただし、サイズ感がギリギリで乗せにくい欠点があります。また、どの家も「乗せすぎ」で、重く使いにくいワゴンになりがち……。適量が守れるなら、カラー展開も豊富で楽しく使えます。
IKEAのワゴンはスチール製なので、皮製品を守るために「布製のマット」を敷くと安心。左から、セリア「マルチマット」110円(税込)、IKEA「オーヴェルシクトリグ ランチョンマット」299円(税込)です。
【注意点.2】なんでも「乗せすぎ」は禁止!
ワゴン収納の注意点は、教科書などまで全部を詰め込みすぎないこと。紙類を入れると重たくなるので、自由に場所を移動できるという利点がなくなります。教科書はカラーボックスを用意して、ランドセルなどを入れる「身支度用のワゴン」と、「教科書や文具の棚」に分けるのが理想的。
【まとめ】IKEAのワゴンの魅力は「赤ちゃんから大人まで」使えること
「ランドセル収納」にIKEAのワゴンをおすすめする1番の理由は、赤ちゃんのお世話グッズにはじまり、幼稚園、小学校、中学校、高校と成長に合わせて使い回しができること。そのほか、キッチン、洗面所、テレワーク、クローゼット、ベッドサイド、観賞植物コーナーなど目的を変えた使い道も可能。使いやすさもコスパも兼ね備えた最強アイテムですよ!