橋本環奈が主演を務める連続ドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)が4月18日にスタート。第1話の放送後、主演のキャスティングをめぐり、ネット上は“菜々緒コール”が巻き起こった。
同ドラマは、「プチコミック」(小学館)で2014~17年に連載された同名人気漫画が原作。家族を守るために結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ”羽田綾華(橋本)と、結婚式場「ラ・ブランシュ」を立て直すため、好きでもない女性との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”新田東郷(Hey!Say!JUMP・山田涼介)が繰り広げる胸キュンラブコメディで、橋本にとって地上波連ドラ初主演作となる。
※本記事は『王様に捧ぐ薬指』第1話のネタバレを含みます。
第1話では、絶世の美女ゆえにトラブルが絶えない綾華が、「ラ・ブランシュ」の代表取締役・東郷から呼び出され、「最高に嫌な女だな。俺と結婚してくれ」と突然プロポーズされる。
東郷から1000万円を受け取り、契約結婚することになった綾華。結婚式には、“綾華のせいで結婚が破談になった”と主張する女性がカミソリを持って現れるが、綾華は咄嗟にこの女性を抱きしめ、「人生を無駄にしないで」と諭す……という展開だった。
橋本と山田による2度のキスシーンが反響を呼んだ初回だが、ネット上では「原作と別物。ここまで違うと、もはやオマージュだよね」「原作を読んだことあったのに、全然違うから同じ作品だって気づかなかった」など、原作と比べる声が続出。
また、原作の綾華と東郷はスラっとしたスタイルが特徴的で、どちらかというと“かわいい系”のルックスである橋本と山田には、放送前からネット上で「ミスキャスト」という指摘が多数飛び交っていた。実際、第1話放送後も「橋本と山田は高校生カップルにしか見えない。菜々緒と向井理のイメージ」「綾華は菜々緒がいい」とキャスティングへのブーイングが相次いでいた。
ただ、「原作と違うけど、これはこれでアリ」「橋本と山田がいがみ合ってるシーンがかわいい」「やっぱり山田は、こういうコミカルな作風が合う」と好意的な声も。原作を知らない視聴者には、概ね好評なようだ。
なお、第1話の世帯平均視聴率は7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。同枠で前クールに放送されていた『夕暮れに、手をつなぐ』の初回8.0%を0.5ポイント下回ったが、「火曜ドラマ」枠としてはまずまずの滑り出しといえそうだ。
原作の雰囲気とはかけ離れているものの、明るいラブコメディとしては高評価を得そうな『王様に捧ぐ薬指』。今後の視聴率の推移に注視したい。