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芳根京子&重岡大毅『それパク』第2話、歴代ワースト更新? 敗因は「インパクト不足」か

 芳根京子が主演を務める『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)の第2話が4月19日に放送され、世帯平均視聴率4.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回の6.0%から1.5ポイントダウンし、ネット上では「爆死確定」との声も上がっている。

 同作は、知的財産権をテーマにした奥乃桜子氏による小説『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』(集英社)が原作。情報漏洩の疑いをかけられた飲料メーカー“月夜野ドリンク”の開発部員・藤崎亜季(芳根)と、知的財産のプロ・北脇雅美(ジャニーズWEST・重岡大毅)がバディを組み、ライバル会社に奪われた特許を取り戻すため奮闘する物語だ。

 同ドラマは、同日にスタートした裏番組『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)との視聴率争いが注目されているが、12日放送の第1話は『わたしのお嫁くん』が6.1%だったのに対し、『それってパクリじゃないですか?』は6.0%と、ほぼ同率でスタート。

 しかし、第2話では、『わたしのお嫁くん』が6.4%まで上昇したのに対し、『それってパクリじゃないですか?』は前出の通り4.5%まで急落。この数字は、1985年にスタートした「水曜ドラマ」枠において、単話の視聴率が公開されている全作品中、歴代ワースト記録にあたるものとみられる。

 また、芳根が民放キー局でドラマ主演を務めるのは、2018年1月期の「月9」ドラマ『海月姫』(フジテレビ系)以来であるが、同作は「月9」枠において歴代ワースト記録となる全話平均6.1%を記録。

 かねてより、ネット上では「脇役で光るタイプ」という意見もある芳根だが、この先も低調が続いた場合、「低視聴率俳優」のレッテルを貼られかねない酷な状況だろう。

 ちなみに、同作は重岡の出演シーンが多いことから、ネット上では「重岡とダブル主演でもよかったのでは?」と指摘するジャニーズファンも一部見られる。ただ、この先、低調が続く可能性を思えば、汚名を着せられることを回避したともいえそうだ。

 なお、第2話では、亜季、部長の熊井崇(野間口徹)、親会社から出向となった北脇の3人を立ち上げメンバーとして、知的財産部を新設。亜季は、特許に詳しい弁理士・又坂市代(ともさかりえ)らの力を借り、知財についての勉強をスタートさせる。

 そんな中、月夜野ドリンクの主力商品「緑のお茶屋さん」とロゴやパッケージがそっくりなチョコレート「緑のおチアイさん」が存在することが発覚。亜季は早速、販売元である落合製菓に出向くも、お客さんを喜ばせたい一心で菓子作りを続けてきた社長・落合順吉(でんでん)の人柄に触れ、「悪気のないパロディ」だから許してあげられないかと考える。

 しかし、月夜野ドリンクの社長・増田一朗(赤井英和)は、「看板商品をパクるな」と裁判を指示。悩んだ末、知財部は折衷案として、落合製菓にOEM(業務委託)を提案したのだった。

 心温まるハッピーエンドであったが、ネット上では「OEMっていうの勉強になった~。優しい結末でよかったな」「万人受けしない題材なのに、ちゃんと面白かった!」と好意的な声がある一方、「悪くはないんだけど、なんかパンチが足りないな、このドラマ」「法律に興味があるから見始めたけど、よくある人情ドラマって感じ。地味な知財問題をドラマにするのは、やっぱり厳しいのかな」と、インパクト不足を指摘する声も散見される。

 見逃し無料配信動画サービス「TVer」では、「お気に入り数」が39.3万人(4月21日現在、以下同)を数え、67.7万人の『わたしのお嫁くん』に差をつけられている『それってパクリじゃないですか?』。これ以上、ワースト記録を更新しないことを祈りたい。

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