KinKi Kidsがパーソナリティを務めるラジオ番組『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)が4月24日深夜に放送された。この日は堂本剛が登場し、“独り立ち”に関する実体験や持論を述べた。
きっかけとなったのは、この日読み上げた「仕事で北海道に行くことになり、親元を離れるのが寂しい」「悲しい気持ちを紛らわせる方法を教えてほしい」というリスナーからのメール。剛は「これは紛らわすのは難しいよな」ときっぱり断言。「やっぱり寂しいもんは寂しいし、家族だったり自分にとって大切な人に対しての感情って、誰にも持ってる感情じゃないから、特別な感情なんでね。その感情と向き合うということやからな」と指摘した。
なお、ジャニーズ事務所で芸能活動をはじめ、14歳のときに地元・奈良から上京して親元を離れた剛は、「家族と一緒に過ごしてあげられる時間っていうのを犠牲にした」と表現。若いころは「時間が無限にある」と思っていたところがあったといい、「だから、『別にお母さんに電話せんでもええか』とか『別に家族に会わんでもええか』『もう寝よ、体疲れてるし』とか、そんなふうにしていないと忙しすぎて体が休まらなかった」とも回顧。
「結局仕事と学問に時間を割いて、空いてる時間とにかく寝られるだけ寝る、ご飯食べることよりも寝ることが1番優先的だった」「本当はその時間を(家族に)使ってあげられてたら、もっといろんな思い出を作れたのかな、って思ってしまったり」と、多忙ゆえ、家族との時間をなかなか持てなかったと明かした。
そして、「年を重ねれば重ねるほど、そういう時間が悔やまれるな、みたいな気持ちと共によみがえってきたりもするから」と、自身の経験を交えながらコメント。
一方、親元を離れることによって新しい出会いがあるといい、「別れではないし、別れと決める必要性が僕はないと思ってる」とも発言。「家族のことを北海道行くからって忘れちゃう自分よりかは、忘れずに実感が湧いてきて寂しくて仕方がなくて泣いちゃうな、って自分の方が人間的でいいと僕は思うけどね」と、リスナーに寄り添った。
また、「これだけはご家族にしてあげてほしい」として、「今やったら電話もメールもできるから、それは絶対に続けてあげてほしい」と主張。「休憩時間とかに何気なく見つめてる空とか景色とか、そういうのもね、送ってあげてほしいなって思う。それをお互いに送り合うのもいいと思う」と、言葉を交わすほかに互いに見てる景色を共有することで、離れた距離を埋めることができると話していた。
最後に剛は、「離れることによって気づく感情があるでしょ? それをまた話し合えばいいのよ。そうすれば、また愛はもっと深まるから」「家族のことをそんなに思えているのであれば、思っているということを、遠く離れた地からも伝えること。そして、伝えてもらうこと。それが一番幸せだと思うから、ぜひそうしてみてください」と訴えたのだった。
この日の放送にネットからは、「同じ状況で寂しい気持ちを抱くリスナーさんへの寄り添い方が素晴らしい」「自分がすごく後悔しているところがあるんだろうな」「うるっときた」という声が集まっていた。
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