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『合理的にあり得ない』第2話、7.9%までダウンのナゼ……『教場0』と共倒れの可能性も?

 天海祐希主演の連続ドラマ『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』(フジテレビ系)の第2話が4月24日に放送され、ネット上では天海のコスプレシーンに賛否が飛び交っている。

 同ドラマは、柚月裕子氏の小説『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社)を原作とした痛快エンターテインメント。頭脳明晰で変装が得意な女探偵・上水流涼子(天海)とIQ140の貴山伸彦(松下洸平)がバディを組み、さまざまな依頼を“あり得ない方法”で解決していく1話完結モノだ。

 第1話が世帯平均視聴率9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、好発進となった同作だが、第2話では7.9%までダウン。

 当初、“春ドラマの目玉”とも言われる木村拓哉主演の“月9”ドラマ『風間公親-教場0-』(同)に続く枠で放送されることから、視聴率においてその恩恵を受けるのではないかと予想する声もあった。

 しかし、『教場0』は現状、右肩下がりとなっており、24日放送の第3話では初の1ケタにまでダウン。『合理的にあり得ない』も、少なからずこれに引きずられているような印象で、共倒れする可能性も否めない状況だ。

 加えて、前クールの同枠で放送されていた草なぎ剛主演『罠の戦争』は第2話まで9%台をキープしており、これと比べると『合理的にあり得ない』は今後、さらなる落ち込みが心配される。

※以下、『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』第2話のネタバレを含みます。

 なお、第2話では、かつて涼子を顧問弁護士として雇っていた総合商社・諫間グループの社長・諫間慶介(仲村トオル)から、1週間前から行方不明になっている娘・久実(白石聖)を探してほしいと依頼される。

 早速、涼子は、久実が通う大学に“食堂のおばちゃん”として潜入し、彼女が近頃、六本木のクラブに出入りしているという情報を得ることに成功。その後、“ジュリ扇”片手に踊る“バブリー女”に扮した涼子は、貴山とともに六本木へ。ここで、久実とつるむ謎の女・円谷エリ(早見あかり)と、彼女の幼なじみだという広瀬リアム(猪塚健太)と出会う……。

 今回はこのほかにも、“ギャンブル好きのマダム”に変装していた涼子だが、“バブリー女”に扮した際には「しもしもー」と携帯電話をかけるなど、コミカルなシーンが連発された。

 ネット上では、「天海さんのバブリー涼子も、マダム涼子も最高すぎて爆笑した! 涼子に戸惑う松下さんも面白い」「天海さんのカッコよさとコミカルさの絶妙なバランス! こういう振り切った役をこなせるのは、やっぱり天海さんしかいない」と賛辞が相次いでいる。

 また、番組終盤では、涼子の元で働きたいと志願する久実が「なんとお呼びしたらいいですかね? やっぱBOSSですかね?」と質問すると、涼子が「BOSSはダメよ」と即答するシーンも登場。

 これは、同ドラマと同じ演出家が手掛ける天海主演の刑事ドラマシリーズ『BOSS』(同)をネタにしたギャグと思われるが、「『BOSSはダメよ』に笑った!」と多くの視聴者を喜ばせたようだ。

 一方で、「ギャグが滑っている」「ギャグ要素いらない」「天海さんの無駄遣い」と厳しい声も散見される。

 過去の天海主演ドラマといえば、『緊急取調室』(テレビ朝日系)が第4シーズンまで制作され、2021年7月期の同シーズンが初回で14.7%を記録。さらに、天海が脳神経外科医を好演した20年1月期『トップナイフ』(日本テレビ系)が全話平均11.3%を記録するなど、概ね高い視聴率を叩き出してきた。

 そんな中、唯一“爆死”と言われたのが16年10月期の木曜劇場『Chef~三ツ星の給食~』(フジテレビ系)で、全話平均は7.0%。

 同作は、天海演じる元三ツ星シェフが小学校で働くことになり、給食作りに奮闘する姿が描かれたが、やはりこの時もネット上では「天海さんのもっとかっこいい姿が見たかった」と不満の声が続出。天海自身はシリアスもコミカルも柔軟に演じられる役者であるが、視聴率に鑑みると、ひたすらにかっこいい天海の姿を求める視聴者は多いのかもしれない。

 初回から“脱力シーン”の多さが賛否を呼んでいる『合理的にあり得ない』。人それぞれ、天海に“求めるモノ”があるようだ。