女優・黒木メイサが4月30日をもって、19年間所属してきた芸能事務所・スウィートパワーを退所。この日は別の女優も同事務所を離れることを発表しており、業界内では「スウィートパワーの“終焉ムード”が高まってきた」(スポーツ紙記者)とささやかれている。
2012年に元KAT-TUN・赤西仁と結婚したことも話題になった黒木は、04年からスウィートパワーに所属。先月30日に、事務所の公式サイト上で「海外を拠点に活動していきたいという黒木本人の希望を尊重し、円満に契約を終了することとなりました」(原文ママ、以下同)と退所が発表され、彼女自身も「今後は多方面での作品作りや、様々な発信をしていきたいと思っております」などとコメントを寄せている。
「また同日、やはりスウィートパワーに所属していた女優・川島鈴遥の退所も明らかに。スウィートパワーをめぐっては、堀北真希が去ったあたりから、退所者が相次ぐなど、嫌な雰囲気が続いている印象です」(芸能ライター)
堀北は売れっ子女優として大活躍していた15年8月に、俳優の山本耕史と電撃結婚。16年12月には第1子出産が公表され、17年2月をもってスウィートパワーを退所。以降は家庭に専念しており、事実上の芸能界引退状態となっている。
「実は当時、堀北は弁護士をつけており、事務所側は本人と話をすることすらままならない状況だったそうです。一部週刊誌では“堀北は休みをほしがっていたのに事務所が許さなかった”など、双方の関係悪化が報じられていました」(前出・記者)
そんな堀北の退所以降、2021年4月に高杉真宙、22年3月に桐谷美玲、同年8月に岡田健史(現在の名義は水上恒司)と人気タレントたちが次々に離脱。また一方で、事務所社長に関するスキャンダルも報じられた。
「現在、ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏(19年7月に死去)による未成年タレントへの“性的虐待”が取り沙汰され、海外からも問題視される事態となっていますが、スウィートパワーの岡田直弓社長をめぐっても、21年に『週刊文春』(文藝春秋)が未成年女優への“セクハラ”疑惑などを報じていました。また、一部業界関係者の間では、岡田社長が所属タレントだけでなく、取材現場で出会った女性ライターに対しても旅行に誘っていた……という情報も」(同)
こうした報道やうわさが、事務所のイメージに影響していることは明らか。退所者が続出してしまうのも、無理はないのかもしれない。
「かつては常に主演級の役者を抱え、さらに若手も次々と育ててきたという意味では“超有力事務所”といえたスウィートパワー。それだけに、離脱者が相次いでいる現在は、終焉ムードが漂っています」(同)
黒木が去ったことで、いよいよ有名どころが内山理名くらいになってしまったスウィートパワーだが、この窮地をどう切り抜けていくのか……。