TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『松岡昌宏の彩り埼先端』(NACK5)。4月30日の放送では、松岡が“人との別れ”に対する心構えや本心について話す場面があった。
この日松岡は、祖父を急な病気で亡くし、今後の人生においてさまざまな別れを経験するのかと思うとつらくなるという23歳男性リスナーからのメールを紹介。「誰かとお別れするということに、どのように向き合ってきましたか?」という質問に、「慣れることはないですね」と率直に回答した。
「出会いがあったら絶対に別れがある。それは生き別れなのか死に別れなのか、どっちにしろ、必ず別れは来ると頭に入れてある」という松岡。「知り合い、お世話になった人、仲間が亡くなると悔しいし悲しいしつらい」ものの、「僕の中では、『こうやって思わなきゃやってらんないな』って思うことがあって……」「大丈夫、どうせテメエ(自分)も逝くんだから」と構えているそうだ。
また松岡は、「自分が長生きすればするほど別れは増えてくるし、これからもいろんな人との別れを経験しなくちゃならない」と話したあと、「“生まれてきたときは自分だけが泣いてさ、周りの人たちはみんな笑顔でいた”って言うじゃない? だから“自分が死ぬときは逆になりなさい”なんて言うけど。ほんとそうだよね」としみじみ。
さらに、「決して上から目線で言ってるんじゃないよ? でも23歳だとそうだと思う、俺もそうだったし」と、リスナーはまだ人生経験が少ないゆえに、人との別れが怖くなることを指摘。現在46歳の松岡は、「数々の人とお別れしてきましたけど、この年になるとね、もう向こうのほうが賑やかなんじゃないかなみたいなことになるわけよ」「そういうふうに思うのもひとつの考え方なんじゃないかな」とアドバイスした。
続けて、「あとね、『あなたが好きです』とか『あなたがとても大事です』とか、『僕はあなたに本当にお世話になりました』とか、そういう感謝の気持ちとかうれしい気持ちは、どうか生きてる間に伝えてください、できれば」とも助言。「死んでから言われても遅いんだよね」「感謝の気持ちは絶対言って損はないので」と訴えた。
そして、「だから、なんでおじいちゃんが亡くなってそんなにつらいかって、まだ伝えたいこと、いっぱいあったと思うんだよ。それをおじいちゃんが教えてくれたと思えばいいじゃんか」とリスナーに寄り添い、あらためて「これからお世話になる人、上司なのか、恋人、家族……絶対に別れが来ますから。だから、『ありがとう』という気持ちだけはどんどん伝えていったほうがいいんじゃないですか」と励ましの言葉をかけたのだった。
松岡自身もそのような考えで親しい人との別れを乗り越えているといい、「俺がすごく世話になった、本当に俺を愛してくれた、俺を可愛がってくれた人とのお別れがきた時に、俺はやっぱり、その人に、本当に『ありがとう、ありがとう』って言ってたから、うん、悲しいって気持ちよりもお疲れさんのほうが多かったかな」とも述懐。
日頃から感謝を口に出すという例として、「城島茂と国分太一に関しては、本当に感謝しても感謝しきれないみたいなことがいっぱいあるんで。それは伝えようと思ってます。で、伝えてる、と思います」など、TOKIOメンバーの名前を出す場面も。
「特に今なんてさ、LINEとかがあるからさ。別に面と向かって言うことでもないじゃんか。でも『本当に感謝してるよ、ありがとう』っていうのは、言えるようになったのかな、歳を取ったから」と、その理由を推測した。
松岡は最後に「これから、いろんなお別れがあると思いますが、どんどんどんどん感謝の気持ちを伝えておけば、『ああ、お疲れさまでした。お先に行くんですね、待っててください』ってことになるんじゃないでしょうか。そうなるとうれしいし、そうあるべきだなって思います」とコメント。
そして、「まあ落ち込むなって言うのは無理なんでね、時間が経てば、少しずつ回復していくでしょう。無理して頑張ろうとせずに、自分が這い上がれるタイミングになったら、上がっていけるでしょう」と、リスナーにエールを送ったのだった。
この日のトークを受け、ネットでは「松岡くん、今日もいいこと言ってる!」「感謝の気持ちは生きてるうちに! それ大事だよね」「泣けちゃう きっと伝え過ぎてるくらい伝わってる気がするよ〜」「松岡くん、今日もいいこと言われてる!」「「毎週ほんと勉強になる話が聞ける」といった声が寄せられていた。
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